秋場所に向けて申し合いを再開した豪栄道(左)=東京都足立区の境川部屋で
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名古屋場所で左膝を痛めた新大関の豪栄道(28)=境川=が3日、東京都足立区の境川部屋で申し合いを再開した。幕下以下の3人と計15番取り、けがからの回復ぶりをアピールした。
四股を踏んでいる時だった。師匠の境川親方(元小結両国)に豪栄道が申し出てから土俵に入った。左膝にはまだサポーターを着けたが、得意の右四つから攻めるなど動きは上々。名古屋場所千秋楽の琴奨菊戦以来、約1カ月ぶりに相撲を取ったこともあってか、汗だくになった。
「相撲で使うスタミナは全然違う。きょうはバテました。やっと相撲が取れる状態になったのでその点は少し前進した」。先週から四股を踏み始め前日は関取相手に立ち合いの当たりを繰り返した。回復は順調のようだ。
5日に横審による稽古総見があるが、参加は決まっていない。ただ、秋場所初日まで10日ある。「関取衆とガシガシ稽古できる状態で初日を迎えたい。一日一日を大事にしたい」と豪栄道。完全復調に向けて着実に不安を取り除いていく。 (永井響太)
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