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【サッカー】

森岡が背番号「10」 初代表では異例

2014年9月4日 紙面から

パス回しの練習をする森岡=札幌市内で(佐藤哲紀撮影)

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 日本サッカー協会は3日、ハビエル・アギーレ監督の初陣となる国際親善試合のウルグアイ戦(5日・札幌ド)とベネズエラ戦(9日・横浜国際)に臨む日本代表の背番号を発表し、負傷の影響で不在のFW香川(ドルトムント)に代わって、初選出されたMF森岡亮太(23)=神戸=が背番号「10」に決まった。日本代表は同日午後、札幌市内で冒頭の15分間以降は完全非公開で戦術練習などを実施した。

 ラモス、名波、中村、そして香川。日本代表のエースナンバー「10」を付けてきた輝かしい選手たちのリストに、初代表の23歳・森岡が名を連ねた。過去には目まぐるしくメンバーを入れ替えたオシム監督時代の06年にMF二川(G大阪)が初代表で10番を付けた例があるが、異例といえる出来事。「選んではいません。僕も今聞いたところなので、理由はわからないです。光栄というか…」。非公開練習後に背番号を知らされた森岡は、戸惑いを隠さなかった。

 それでも、所属の神戸でも付けている10番への思いは強い。ゴールに直結するパスにこだわるスタイルから名波や中村のイメージを重ねられると「自分自身は同じタイプとは思っていない。人それぞれの特長があるし、自分の10番像ができればなと思う。それは自分も楽しく、見てる人も楽しいプレーをできる選手」と語った。180センチ、70キロの体格に繊細な技術を備えるだけに、スケールの大きな司令塔に成長する可能性は十分だ。

 ただ、今回は香川がコンディションと移籍の問題のため招集されておらず、暫定的な10番であることが濃厚だ。それでも森岡は言い切った。「付け続けていきたいというか、自分らしくというのは求めていきたい」。暫定的だったとしても、立ち上げたばかりのアギーレJAPANで新たな顔として期待されているのは確実。代表デビュー戦で香川に負けない鮮烈なインパクトを残し、背番号で関係者を悩ませてみせる。 (宮崎厚志)

 

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