蹴球探訪
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サイ・ゴダード(3月18日)
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【大リーグ】カーショーが両リーグ最多17勝 46年ぶり投手でMVPへまっしぐら2014年9月4日 紙面から ◇ドジャース4−1ナショナルズ46年ぶり快挙へまっしぐら!! ドジャースのクレイトン・カーショー投手(26)は2日、地元ロサンゼルスでのナショナルズ戦で8イニングを3安打1失点に抑え、両リーグ単独トップの17勝目(3敗)をマークした。防御率1・70もメジャートップ。また、8奪三振(K)で今季202Kとし、ド軍投手ではサンディ・コーファクス以来2人目の5年連続200Kも達成。もはやナ・リーグのサイ・ヤング賞は確定的で、米大手ブックメーカーは、同賞への賭けの受け付けを中止。ナの投手では46年ぶりシーズンMVPの可能性もさらに高まった。 大リーグファンは、歴史を目撃しつつある。カーショーは最速95マイル(約153キロ)の直球とカーブを中心に、8イニング3安打1失点。球団の地元紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)によれば、打球が一度も飛んで来なかった中堅ペダーソンは「あんなに捕手の構えたミット通りに投げられるなんて信じられない。正直、テレビゲームだ。ジョークだよ」とまくし立てた。 本当にジョークのような話だが、あまりに突出しているため、米大手ブックメーカーのボバダ社は2日、「注意 クレイトン・カーショーの倍率が低すぎるため、ナ・リーグのサイ・ヤング賞は倍率を設定しません」と、賭けの受け付けを中止した。 開幕直後は左肩周辺を痛め、6週間離脱。それでも17勝、防御率1・70、WHIP(投球イニング当たりの被安打+与四球数)0・83は、いずれもメジャートップだ。伝説の左腕サンディ・コーファクスに次ぐド軍史上2人目の5年連続200K。球団12年ぶりの5試合連続8イニング以上など、記録は枚挙にいとまがない。 ナの投手では1968年カージナルスのボブ・ギブソン以来46年ぶりとなるシーズンMVPも、完全に射程圏内だ。ボバダ社はナMVPの賭け率を、1位がカーショーで1・6倍、2位がマーリンズのスタントンで2・2倍に設定。2日の米放送局ESPN(同)は「MVPとは『最も価値がある選手』という意味だ。投手、野手という以前に、カーショー以上にチームにとって価値の高い選手は存在しない。MVPは彼だ」と報じた。 リーグ最高勝率のナ軍に自身5連勝したのも、10月の戦いを考えると大きい。ボバダ社のナ・リーグ優勝賭け率も、前日までの1位と2位が入れ替わり、1位がド軍で3倍、2位がナ軍で3・5倍に設定し直された。「17勝? メジャートップ? それが何だっていうんだ?」。個人成績について聞かれたカーショーは、語気を荒らげた。開幕前に「ワールドシリーズ優勝。さもなくば、完全な失敗だ」と語ったように、“世界最強投手”が見ているのは、球団26年ぶりの世界一だけだ。 PR情報
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