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Plofile
戦後年数と私の年齢は一致します。元祖ウォーターボーイズの川越高校出身。MSB(武蔵野美大)で焼きものを学び本職とする。 <2005年サラリーマン川柳全国28位に入選> <日本笑い学会の地方支部で「面白写真」による講演を行った> 趣味は写真、カメラ、我楽多市めぐり、タイ料理、薫製料理、ギター、野球、大工仕事そして時々サイクリング。 以前の記事
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意外と誰もやらないこと・・でも簡単だった。
Gパン(ジーンズ)は今や日本人の国民服かと思われるほど定着ぶり。団塊の世代が高齢になり、これにて老いも若きも男も女(老若男女は言いにくい)も、普段着にとどまらず季節も問わず着ているのだ。 履くほどに身体に馴染み色も落ち着くのだが。しかしながら、ある時期から一気に色落ちが進み「もうこれは作業着だな〜」という風体になる。しかしその頃がいたって履き心地が良いのだ。 さらに、Gパンの欠点で色落ちして白くなった所が黄ばんで見える。これがお役御免の引き金になる。まだ履けるのに・・である。(写真は色の抜けたGパン、まだましな方だが。) 近年、若者たちはわざわざ膝を抜いたGパンを履くが、これは若さの特権で年寄りが真似をすると余程のセンスと気迫がないと「ただの貧乏じじい」だ。Gパンよりさらに中身がくたびれているのだから、全てがヨレヨレになる。強がって若者の真似をしてはいけない。 しかし、あのような仕上げをしたGパンは手間が掛かっている分価格も高い。本来は自分が履き潰してあのようにするのだが、若者はそれに要する時間を金で買っている訳だ。そういう意味では「穴だらけの贅沢品」ということだ。 話を本筋に戻す。そのすっかり色落ちした履き心地の良いGパンがやたらと増えて行く。もったいないではないか・・・ そこで、一大決心「染めたろう・・・インジゴの化学染料で、染料って高いかな〜」 カミサンに聞くと、なんと500円くらいの小単位で売っているとか・・染め方? 早速に購入した染料の説明書をみると、要約すれば4手順しかない。しかも4番目は水洗いだ。 となれば、イチ、ニのサンで出来ると言うこと? カミサンに言わせれば、「ムラになることだけを気をつければ良い」とのことだ。 濃かろうが薄かろうがどう転んでもインジゴ色だ。赤や黄色になる訳も無いのだ。ヤレ、ヤレ、ヤッチャエ〜 用意したもの 大鍋(直径が35cmくらいのもの、無ければリサイクルセンターで安いのを探す。)染料、空き缶、塩、スプーン、ビニール手袋、写真に無いがペンチと玉じゃくし。それに染めるべき色落ちしたGパン。 手袋は絶対必要、当然のことながら染料は非常に強い染色力があるので、作業にはジーンズの上下か濃いブルーか黒のものを身につけることを勧めます。白いものにほんの一滴飛び散っても厄介なことになる。 それに、最初はどうなっても構わないGパンで試すべきだろう。 染料について 大きめの手芸屋さんに行くと売っています。他にも種類があると思うが、取り敢えず手に入ったこの二種類でやってみた。直径4cm深さ1cmほどの小さな缶。こんな小さな缶でGパン一本染めてなお余あるパワーがある。 「DEEP BLUE 19」と「ARABIAN NIGHT 16」の二種類だ。 手順 計量カップではかって5ℓ (5,000cc)の水を鍋に入れて80℃くらいに沸かす。説明書によれば1/10の500ccの水となっているが、それではGパンは浸からないし、色も濃すぎるだろう。直感で10倍に薄めた。(結果オーライでした。) 今回は「ARABIAN NIGHT 16」を使います。開封は、粉がこぼれないよう慎重に、ペンチなどでめくるように開ける。蓋は水洗いして保管しておけば次に購入する時に間違わない。 一度に鍋に放り込んでも構わないが、空き缶に染料を移つしてから玉じゃくしで湯を注ぎスプーンで良くかき混ぜて仮溶かしを行った。それらを全部鍋に移す。 塩大さじ一杯を鍋に入れ、玉じゃくしで混ぜ良く溶かし込む。塩は何のために入れるのか判らない。染め物では「触媒」という言葉を耳にしますが、塩も触媒の働きをするのだろうか? 触媒により染料によってはまるで違う発色になると聞いています。 染めるべきGパンは水洗いの後、脱水を掛け生地が湿った状態にしておく。鍋を火から降ろし、Gパンを折り畳みながら静かに浸す。 些か熱いがこの動きを時折くりかえす。湯は少しずつ冷めて来るので、Gパンを押し付けたりひっくり返したりしながら、まんべんなく染料が行き渡るよう、これを約20分間頑張る。 この作業は写真では撮影の都合で台に置いているが、染料の湯が飛び散るので流しの中で行う方がよい。20分経ったら、さらに20分浸けたまま放置するが、時々はひっくり返す。 流しで水洗い。何度も水を替え残水の青色が薄くなったら洗濯機でさらに水洗いをして、シワにならないよう乾かせば出来上がり。 染め上がりを比べる 左が染め前のGパン(色が抜けて黄ばみも見えている。) 右の二本が染めたもので、明るい方が「ARAIBIAN NIGHT 16」 濃い方が「DEEP BLUE 19」です。生まれ変わりました。しかし、生地は最高の履き心地です。 わたし的には「16」はちょっと彩度が高すぎた。「19」は暗い。この中間くらいが理想・・・と言うことは、2色を混ぜれば良さそうだ。機会をみて挑戦します。 また、 これらは洗濯の時にはまだまだ色が出ますので、他のものとは別で洗う必要があります。くれぐれも注意を・・・ さらに一度洗濯してみた やはり「16」は派手すぎる。「19」が大変良い感じになった。 これで多くのGパンが救済されると思ったのだが、捨て切れず取ってあったGパンはなんとメタボで入らないではないか。トホホ・・・ さらに「DYLON 17」を試す 大変良いようだ。 Gパンの染め直しは「DYLON 17」又は「DYLON19」あるいはそのMIXが決定版かも・・・ しかし、いづれも洗濯ごとに思ったより色が抜けるので、いよいよになれば、また500円で染め直しすれば良い。 ■
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Tracked from ほげほげ日記 at 2008-11-16 22:34
Commented by nobrin at 2008-11-17 14:47 x 鍋は電気コンロ対応とか関係なく5ℓ入れば何でも良いのです。 色の定着材が判らないので、染め上がっても洗濯のたびにまたどんどん色落ちします。従ってまた染めれば良いのです。 大変参考になりました。染めてみます。 Commented by nobrin-7 at 2012-04-03 16:11 ひろぴ さん初めまして。
本文の何処かにも書いたと思いますが、定着剤が判らないので洗う度に色落ちします。 逆に、洗いながら色を調節出来るとも言えるのですが・・・洗濯の時に他のものと一緒にしないよう、くれぐれもご注意下さい。白いものはバッチリライトブルーに染まりますから・・・
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