コメ偽装事件で元社長ら起訴へ09月04日 10時07分
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三重県四日市市の米の卸売会社が、中国産を混ぜた米を国産米と偽って表示し、販売したとされる事件で逮捕された元社長ら3人について、検察が不正競争防止法違反の罪で、4日、起訴する方針を固めたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
三重県四日市市の「三瀧商事」の元社長、服部洋子容疑者(78)ら4人は、去年4月、中国産を混ぜた米137トン余りを国産と偽って表示し、販売したとして、不正競争防止法違反の疑いで、8月、逮捕されました。
警察によりますと、服部元社長は調べに対し「産地偽装をしていたことを知っていた」などと不正を容認していたことを認め会社が利益を得るために続けたという趣旨の供述をしているということです。
捜査関係者によりますと、逮捕された4人のうち元社長と元幹部2人の計3人について、検察は勾留期限の4日、不正競争防止法違反の罪で起訴するということです。
残りの1人については従属的な立場だったとして、起訴猶予にする方針です。
流通量としては農林水産省が「過去最大」とし、4300トン余りにも上った、偽装された米をめぐる捜査が終結することになります。