美濃加茂市長初公判9月17日09月04日 19時15分
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岐阜県美濃加茂市の市長が、浄水設備の導入をめぐり、名古屋の業者から賄賂を受け取ったとされる事件の初公判が、9月17日に、名古屋地方裁判所で開かれることになりました。
美濃加茂市の市長、藤井浩人被告(30)は市議会議員だった去年、浄水設備の導入をめぐって名古屋市の業者に便宜を図った見返りなどとして現金合わせて30万円の賄賂を受け取ったとして受託収賄などの罪に問われています。
藤井市長は、これまで一貫して現金の受け取りを否定し、起訴の内容を否認しています。
8月25日に保釈金1000万円を納めて保釈されています。
この事件で、裁判の前に争点や証拠を整理する4回目の公判前整理手続きが、4日、名古屋地方裁判所で行われ、弁護団によりますと、初公判が、9月17日の午後4時から、開かれることになりました。
また、市長に賄賂を渡したとして、贈賄の罪に問われている名古屋市の業者について、証人尋問することも決まったということです。
弁護団の郷原信郎弁護士は「最大の争点は現金の受け渡しがあったかどうかだ。裁判で、市長の無実を証明したい」と話していました。