こんにちは。千原蓮です。
今日は、仕事について、お話しようと思います。いま、日本では、アルバイト、パート、派遣、正社員、フリーランス、さまざまな働き方があります。私自身、派遣を除けば、これらの就業形態を、すべて経験してきました。経験といえば、聞こえはいいですが、職を転々とするダメ人間とも言えます…。しかし、クビになった事はありません。どの仕事でも最高のパフォーマンスを提供してきました。
その中で、私が6年前に勤めていた、ある小さな会社のお話しをしたいと思います。よく「アットホームな職場です\(^o^)/」という感じに、求人している会社を思い浮かべてもらえると、イメージしやすいかと思います。
アットホームの現実
その会社は、従業員数が50人弱の、物流関係の業務を行っておりました。私はフォークリフトの免許を取得しておりましたので、積込み作業に従事しておりました。
会社の事務所には、経理担当の男性がひとり。事務員が3名おりました。ひとりはパートさん(48)、正社員(31)、社長の奥さん(45)の3名です。業務内容は、3人とも同じ、 勤務時間は8時間、繁忙期に残業が30分〜1時間ありましたが、基本的には、みな定時で退社しておりました。
社長の奥さんと正社員の女性はそれぞれ勤務4年目、パートさんは古株で17年ほど勤務していました。 仕事に詳しいのはパートさんなので、 必然的に彼女がメインで仕事を回す感じでした。
給料なんですが、パートさんは時給制で、月10万円ちょっと。正社員は月16万円そこそこ。そして奥さんは月40万円でした。
ちょっと微妙な空気になってしまいますよね…。わかります。
当たり前という思考停止
私も含めてですが、そこそこの年齢の方なら「そんなの当たり前だろ」とお考えになると思います。しかし、これ、若い子にどう説明すりゃいいんだろうなってのは、ありませんか。どんな顔して若い子にちゃんと仕事しろ、給料分働け、と言えるかなと。
責任感は自己申告
よく、責任がある、会社が潰れたら、と、おっしゃる方がいます。責任の対価なんだと。わかります。でも、みんな一緒なんですよ。それぞれに生活があり子供がいます。会社が潰れてより困窮するのはローンを抱えた従業員の方かもしれない。
裸の欲望
ありふれた資本主義の構図を、端的に切り取っただけですが、これが日常です。難しい話じゃない。現実を直視すれば、人事査定や評価、作業の効率化、コストカットがどれほど陳腐な建前か。見事なちゃぶ台返し。あるのは裸の欲望だけです。