デング熱で明治神宮では虫よけ用意9月4日 19時35分
東京の代々木公園で採集された蚊からデング熱のウイルスが検出されたことを受けて、公園と隣り合う明治神宮では、参拝客のために虫よけスプレーを用意したり注意を呼びかける張り紙を掲示したりして対応に当たっています。
明治神宮では、4日午後、3か所ある門の前に参拝客に注意を呼びかける張り紙を急きょ掲示しました。
この中では、長袖と長ズボンでの参拝を求めるとともに、3か所の門の前にある詰め所に参拝客向けの虫よけスプレーを準備したことを説明しています。
詰め所には参拝客が次々と訪れ、用意された虫よけスプレーを体に吹きかけていました。
北海道から友達と訪れた女子大学生の1人は「早速、蚊に刺されてしまったのでまずいと思って虫よけスプレーを借りました。蚊に刺されてデング熱にかかるなんて怖いと思います」と話していました。
また、自宅から虫よけスプレーを持ってくる参拝客も目立ち、門の前では友達や家族どうしでスプレーし合う人の姿も見られました。
自宅から虫よけスプレーを持ってきたという30代の女性は「虫に刺されやすいので虫よけスプレーを持参しました。蚊に刺されないように注意したいです」と話していました。
虫よけスプレーなどの販売伸びる
デング熱の感染が広がっていることを受けて、都内のドラッグストアでは虫よけスプレーなどの販売が伸びています。
このうち、渋谷区の隣の世田谷区のドラッグストアでは虫よけスプレーといった外で使用するタイプのものだけでなく蚊取り線香などの自宅で使用するタイプの商品も販売が伸びてきているということです。
今は夏から秋へ移り変わる時期で、虫よけスプレーの場合、例年一日に2~3個売れる程度ですが、ことしはこの2日間だけでおよそ80個売れたということです。
店では在庫を切らさないように商品の仕入れを続けたいとしています。
ドラッグストアの店員小松原幸恵さんは「特に子どもがいるお客様がご家族用に大きなスプレータイプのものを購入する場合が多い。これからシーズンオフにかかるが、お客様の要望に応えられるよう品ぞろえを充実させていきたい」と話しています。
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