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デング熱ウイルス検出で都が蚊の生息調査
9月4日 18時10分

代々木公園で採取された蚊からデング熱のウイルスが検出されたことを受け、東京都は効果的な蚊の駆除方法を検討しようと、公園のどの場所に蚊が多く生息しているか把握する調査を行いました。

調査は、東京都が国立感染症研究所と協力して4日午後3時半すぎから行いました。
都の職員などおよそ10人が公園の中に立ち入り、木の下やあじさいの茂みの脇などで網を振り、中に入った蚊の数を調べました。
代々木公園には、さまざまな昆虫や小動物が生息しているため、蚊を駆除するために全体に薬剤を散布すると生態系全体に与える影響が大きいということです。
また、都では先月28日に公園の一部で薬剤の散布を行いましたが、その後、採取された蚊からデング熱のウイルスが検出されたため、公園の中のどの場所に蚊が多く生息しているかを改めて把握したうえで、効果的な蚊の駆除方法を検討するということです。
調査を行った東京都福祉保険局感染症対策課の安間毅係長は「公園の生態系を一度崩すと、元に戻るには10年以上かかることもあり、全面的な薬剤の散布には難しい点もある。きょうの調査結果を踏まえて効果的な方法を考えていきたい」と話しています。

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