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ドラマ「ソムリエ」を見て(10)

  • Posted by: sei
  • 1998年12月22日 00:00

第10回(12月15日放送)
今回は「ラ・メール」が企業側の論理で閉店してしまうお話し。従業員は原則としてクビを言い渡され(組合は無いのか?)、当然ながら猛反発が起こる。木崎部長による各店長への説明会が行われるが、それも平行線で終わってしまう・・・。何かこう2ヵ月ほど前に、経験したような光景だ・・・。
そう!横浜F合併劇と似たような光景なのです!!きっと脚本家は、横浜Fの不当な合併話しに対して強い憤りを感じて、自分の書いているドラマのストーリーにそのことを織り込んで抗議の意思を示してくれたのでしょう・・・。そう考えてはダブらせ過ぎでしょうか?やっぱりこじつけか?

稲垣の言葉には、ビンビン心を打たれました。例えば、
「(部長に)うさばらししても、何もならないことは、あなたたちが一番お分かりでしょう・・・。無意味な争いはおよしなさい。」というセリフに対しては、「無意味な抵抗じゃないよ!俺は今週中にでも1万・・・、いや2万の再建基金を振り込むぞ!!」とテレビに向かって叫んでしまいました。一体今後どうなっていくのだろうか???

話しがそれたので、稲垣のセリフに戻ります。彼はまた「百年戦争で荒廃した焼け野原に一つだけ残ったものがあった。それはぶどう畑です。」というセリフを言っていました。普通戦乱にさらされると田畑は荒廃するもの(特別な手入れが必要な畑ならなおさら)ですが、それは置いといて・・・、第二次大戦中の日本のぶどう畑について、むかし本で読んだ話しを書きます。
戦争中、アメリカの潜水艦の通商破壊に手を焼いた日本海軍は、新型聴音機の開発に着手しました。聴音機は水につけて使用するのですが、その際隙間に「ロッシェル塩」という物質を入れると音の聞こえ方が良くなるそうだ。ロッシェル塩の原料の一つは「酒石酸」。日本海軍は、勝沼のぶどうを全部買い占めて、酒石酸の精製に励んだそうです。風船爆弾の生産のために、こんにゃくが買い占められた話しは有名だけど、ワインにまで影響していたとは!ぶどう畑も戦乱の影響を受けてしまうのです・・・。

ところで、ところで、ドラマの中で鈴木杏樹が「ハー」と息を吹きかけてグラスを磨いているシーンがありました。あのグラスを使ってみたい・・・。これと似た光景を会社で見たことがあります。
「僕の周りの女達」でお馴染みのKさんは、ある晩紙コップに息を吹きかけながら選り分けていました。「何をしているんだろう?」と思いつつたずねてみると、

「会議で出したコップの中に、使われなかったものが一杯あったの。でもちょっとホコリをかぶっているので、こうやってホコリを飛ばして部内で再利用するの!」とのことでした。

部内でも評判の子が息を吹きかけた紙コップ・・・。そしてその再生の秘密を知るのは、僕とKさんのみ・・・。杏樹のグラスは使えなかったけど、
Kさんの紙コップは使わせて頂きました。
おいしかったよー!
(何がだ?)

ああ・・・。『ソムリエ』見ながら、全然ワインのこと考えていない・・・。

以上!

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