Imagination、6コア/24スレッド対応の64bit MIPS CPU

　英Imagination Technologiesは2日(現地時間)、ハードウェア仮想化機能を搭載し64bitに対応する初のCPU「MIPS I-class I6400」を発表した。すでにパートナー顧客への提供を開始しており、12月より量産出荷を開始する。

　最新アーキテクチャを採用する高性能/高効率MIPSプロセッサである「Warrior」においてミドルレンジ向けと位置付けられる「I-class」のCPUコア。アーキテクチャはMIPS Release 6。1クラスタあたり、最大6コアを搭載可能で、1コアあたり4スレッドを同時実行可能。PowerGearing技術により、コアごとにクロックや電圧を調整可能となっており、コヒーレンシを保ちながら、不要なコアをスリープにできる。最大64クラスタ構成に対応し、スマートフォンからデータセンター向けサーバーまでカバーする。

　このほか、15ゲストまで対応するハードウェア仮想化機能、倍精度対応浮動小数点演算ユニット、128bit SIMD対応といった特徴を持つ。

　次期Android OSである通称「L」での64bit動作に対応する。