2014-09-04

きれいなはてな

はてな村奇譚の最中だけれど、ともあれはてな村は一度滅びるべきである

多分アジコさんが描くはてなはてなブログ村以前のはてなであって

はてなブログからはてな始めた人はわけわかんねーものだろうし

はてな村奇譚でも、あきらかに史跡みたいな扱いになってないか。

はてな村奇譚の登場人物、ちゃんと生きてる設定になってるか。


かつてハックルさんは「悪口を楽しもう」という記事を書いた。

http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20081206/1228540108

よくネガティブなことを悪く言う人がいるけれども、ぼくに言わせればネガティブなことに対してネガティブになることもまたネガティブなことである。だからネガティブなことに対してもポジティブになるのが良いと思う。具体的に言うと、もっと悪口を言うことを楽しむのが良いということだ。

ぼくは本当に悪口が好きだ。生まれてからこれまで人のことを悪く言わなかった期間がないくらい、ずっと誰かのことを積極的に嫌いだったし、積極的バカにしてきた。そして積極的に悪口を言っていた。悪口を言うことを楽しんできた。ぼくは悪口から多くのことを教わった。悪口はいだって極上のエンターテインメントで、上質のクリエイティビティを多くはらんでいた。議論なんかしているヒマがあったら、悪口を言ってた方がよっぽどましだ。悪口の良さが分からない人は、本当の悪口を言ったことがないのだと思う

ぼくはこれからも悪口を言っていきたい。積極的に悪口を楽しんでいきたい。そしてぼくの好きな人に対しては、積極的に悪口の輪を広めていきたい。みんなでワイワイ悪口を言いながら、人生を楽しく豊かで幸せものにしていきたいんだ。

ハックルさん自身自分の悪口をいう権利だけ主張して

自分が悪口を言われることに耐え切れなかったのでストレスを溜め込んだ結果無一毛になってしまったが、

それでも彼が夢見たはてな村イメージは今も私の中に輝いている。

悪口こそ人間もっとクリエイティビティを発揮する場所だと思う。

不謹慎であれ、それが笑えるものであればよく、

笑えない悪口を言ったものゴミクズ以下の扱いを受ける。

そんなシビアな場において、ネット有吉を生み出す場に、はてなはなるはずだった。

つのからか、質の悪い悪口が増えた。

青二才のようになんのひねりもなくユーモアもなくただ感情のままにヘイトをまき散らすバカ

面白い悪口が混同されるようになりすべての悪口が悪ということになってしまった。

はてな名物炎上も、2ちゃんまとめレベルtogetter晒しあげと同化し、祭というよりは処刑会場という趣になった。

もはやはてな村では、おおっぴらに人が人に対して悪口をいうこともできなくなった。

悪口をいう人は過去ログを掘り返されて晒され、人間として劣ったもののように扱われる。

その結果、今まで悪口を芸として振る舞ってきた人たちは賞賛の代わりに罵倒しか得られなくなり

それどころか身を危険を感じて村から消えていった。

はてな村は、はてなブログ村かいう犬さん猫さんねこらさんのような

モヒカンとも言いがたい、もはや人外に達した存在が我が物顔でパトロールをする場所になり

表立って悪口をぶつけあう陽気な雰囲気は消え失せ、

twitterで水面下の陰口をいいあうジメジメした暗い場所になった。


それでも悪口をやめられないサガの持ち主は、増田というスラムに潜り、無名存在として活動を始めるも

増田では人格による区分けが無いため、一人の粘着クソ野郎が登場すると

すべての増田ヘイト粘着野郎という扱いになり、ついに増田ですら悪口は取り締まられることになった。



はてなはもはやポリティカルコレクトネス意識せず発言するやつは見下され、

日常会話ですら、論理的に、道義的に話さざるを得なくなった。

普段誰かの悪口を言うことは禁じられてしまった。

そのフラストレーションは、村公認バカに集中し、粛清の嵐が吹き荒れた。

もちろんそんな時でもヨークシャーテリアはなにもせずただ笑ってそれをみていた。


こんなはてな村はもういやだ。

一度はてな村を滅ぼし明るい悪口まみれのはてな村を一から作り直すべきではないか。

トラックバック - http://anond.hatelabo.jp/20140904123446