【ワシントン=芦塚智子】バイデン米副大統領は3日、2人目の米国人ジャーナリストを殺害したイスラム過激派「イスラム国」について、「地獄の門まで追い詰める」と報復への決意を示した。ヘーゲル国防長官やケリー国務長官も同日、掃討する考えを表明。イスラム国への「戦略はまだない」とのオバマ大統領の発言が批判されたのを受け、強い姿勢を強調する狙いがあるとみられる。
バイデン副大統領は3日の演説で「米国民がおじけ付くと思っているのなら、彼らは我々を知らないのだ」と語り、「地獄こそ彼らが住む場所だ」と繰り返した。
ヘーゲル長官もCNNテレビのインタビューで、イスラム国に対する軍事行動の目的は「封じ込め」ではなく「弱体化させ、撲滅することだ」と指摘。一方で100人以上の米国民が中東でイスラム国に参加していると認めた。
ケリー長官は国務省で「米国はどれだけ時間がかかろうとも、彼らを裁きにかける」と述べた。
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