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山梨の代表的ワインぶどう品種「甲州」を中心に
気軽に楽しめるグラスワインから
個性的な味わいのボトルワイン各種ご用意いたしました
世界に挑戦するワイナリーの姿を紹介しています

山梨のワインを一度お試しください

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勝沼や塩山、明野などのぶどう畑へ行き、
ワイナリーの空気を感じて選んだワイン達。
国産ならではの繊細な味わいをお楽しみください。

◎新酒まつりや勝沼マップなどの情報もご案内しています。
 お気軽にお尋ねください。
◎時期によりワインのラインナップが変わります。
 在庫状況や飲みたいワインなど
 なるべく期待に応えますのでご相談ください。
◎ワインの持ち込みは事前にご相談ください。
 持込料・1本(750ml)1000円

取扱いワイナリー
ミサワワイナリー(北杜市)
サドヤ(甲府)
本坊酒造山梨マルスワイナリー(石和)
中央葡萄酒(勝沼)
勝沼醸造(勝沼)
ルミエール(勝沼)
山梨ワイン(勝沼)
ダイヤモンド酒造(勝沼)
甲斐ワイナリー(塩山)
旭洋酒ソレイユワイン(山梨市)など

[常時在庫]
中央葡萄酒/甲州蔵印・グリド甲州・セレナメルロ
サドヤ/モンシェルヴァン

甲州種ぶどう

約1200年前から山梨で育っていたぶどう。シルクロードを経て日本に伝来されたと考えられている、日本の固有品種。
グレイッシュピンクの実をつけ、耐病性が強い。

ぶどうには様々な種類があり、遺伝子学的にも細かく分類されます。甲州種はその中でも代表的ワイン品種カベルネ・ソーヴィニオン、シャルドネなどが属する[ヴェニティス・ヴェニフェエラ種]である事がわかりました。つまり、甲州種ぶどうはワインに適したぶどうだったのです!
ワインぶどうといえばシャルドネやメルロといった外来種ぶどうをイメージしますが、甲州種は日本固有のぶどうであり、世界に通用する“日本のワイン” を造るには甲州種は貴重な存在といえるのです。

甲州種ワイン。繊細にしてシックな日本ワインとしての地位を確立するために、2010年1月にヨーロッパへのプロモーションとしてロンドンで甲種種ワインの試飲会を開くなど、世界へのアピールを始めています。
さらに2010年4月、日本固有品種で初めて葡萄ワイン国際機構に品種登録され、輸出の際「koshu」とラベルをつけ出荷できるようになりました。7月には欧州向けに輸出もはじまっています。世界に認められ愛されはじめている「和食」にあうワインとして注目されているのです。

山梨県内のワイナリーを巡っていると、長い間、食用として愛されてきた「甲州種ぶどう」をワイン用品種として高める為の育成・醸造のノウハウを数多くのワイナリーが学び教え合い、高め合う姿が感じられます。“山梨ワイン”というブランドで世界との勝負をはじめているんですね。(100年後にはブルゴーニュやボルドーと同じようにヤマナシという地名がワインのスタンダードになるかもしれません。)

[一文字短梢仕立て]
主枝に対して新枝を左右にのばす仕立て方。従来の棚式よりも収穫量は半減しますが、その分栄養が集中しいい果実ができます。


山梨とワインの歴史

明治初期、文明開化の気運のもと欧米並みの事業をおこそうと国家は盛り上がっていました。明治政府は主食の米を使わない酒としてワイン造りを奨励。山梨ではいち早くワインづくりをはじめ、二人の青年をフランスに実習生として派遣します。
国の一大事業であったワインづくりでしたが、当時の人たちにはワインが日本酒の様に日常酒として受け入れられませんでした。しかし、第一次世界大戦時には衛生用品として、第二次世界大戦時にはワインから採れる酒石酸が潜水艦の音波探知機に使えるためワインづくりは国から奨励されます。
米の育ちにくい土地の山梨にとって「ワイン」は主要農産物であったと思われます。長い間、本来の「酒」としての役割を日本人に認められずにいましたが、近年の食の西洋化、食の多様化に合わせてワインが生活のなかに浸透しはじめました。
昭和の日本ワインは「甘い」のが主流でした。平成のいま、辛口・中口・甘口とバラエティ豊かで、洋風の中に和のテイストを取り込んだ料理、味噌や醤油をつかった料理に見事にあうワインに成長しています。

[勝沼・宮光園]
明治37年建築の宮光園の葡萄酒醸造所の名残をワインの資料館として開館。 二人の若者の日記や手紙を始め、明治時代のワイン生産の状況を知る貴重な機械や日本最古のワインなどを数多く展示。


現在、山梨に約80社のワイナリーがあり、若手の醸造家は本場フランスで修行した人も多数。確かな技術のもと「おいしいワインはおいしい葡萄から」というポリシーのある畑作り、ワイン造りを目指しています。もちろん、甲州種だけでなく、欧州品種も意欲的に育成。ぶどう果実の濃縮度を高める欧米式の垣根仕立てのぶどう畑も多くみられるようになりました。

日本人に受け入れてもらうワイン。
そして、世界で勝負するワイン。

先人達の努力と10年先100年先を考えてつくるぶどう畑と品種の改良、ワイン醸造技術の向上に努力している彼らの姿が投影されるワインにはいつも勇気をもらえます。

甲州屋ではワイナリーを訪ね、ぶどう畑を見て、山梨の空気を感じながら選んだワインを取り揃えております。

日本のワインの歴史を感じつつ、
単純に「おいしく」呑んでもらえれば、嬉しいですね。

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いざかや甲州屋 新宿区神楽坂3-2 営業時間 17:00-23:00 定休日 土・日・祝(予約営業)