ワインの道は遥か彼方まで

ワインは美しく飲まないと♪
美味しいワインに負けずに自分自身もブラッシュアップ!


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こじんまりしたワイナリーです。

赤湯到着早々に訪問した酒井ワイナリー のすぐご近所なのに、なかなか見つけられなかった…あせる

ワインの道は遥か彼方まで

通りから見るとワイナリーらしからぬ(笑)こんなしぶ~い看板です。

でも硬派な感じでこれはこれでマル合格


赤湯の温泉街にある酒井ワイナリー、大浦ぶどう酒、この佐藤ぶどう酒の3つは徒歩で歩いて回ることができます。


そして実はもう1軒、須藤ぶどう酒工場というのがあるんですが、車で5分くらいでしょうか。酒井ワイナリーの鳥上坂の畑に向かう途中に「紫金園」という観光ブドウ園に併設されているワイナリーがあります。

残念ながら、今回は立ち寄ることができませんでしたが…。


かつて軍事目的で酒石酸採取(潜水艦のソナーには欠かせない物質)のためにワイン造りが奨励されていた時代、この地にはかなりのワイナリーがあったようですが、現在残っているのは小さな家族経営のこの4軒のみとなっています。


この佐藤ぶどう酒は先代の社長が亡くなられてまだ間もなく、ふたりの息子さん達がお母さんを支えているようで、ここも世代交代の途中ですね。

新しい風が流れて、今後どんなワインに成長していくのか見守っていきたいと思っています。

ワインの道は遥か彼方まで
敷地内に入ると「いらっしゃいませ 金渓ワイン」と書かれた赤い大きなワインボトル。
ショップ兼テイスティングルームは入り口がかなりオープンな感じです。
中で試飲してらっしゃる方々が見えます。

創業当時開墾した畑は金が採れた沢だったのだそうで、「金が採れた渓谷のような沢」をもじって「金渓ワイン」のブランド名が生まれました。

ここもたくさんの種類のワインを造ってますね。エネルギッシュな(笑)お母さんがワインの説明をして下さいます。
観光地の宿命で、1000円台前半のお手頃なものや甘いものも多いんですが、中にはキラリと光る本格的なワインも見つかります。

樽熟させたプレミアムシリーズには一瞬ハッとさせられるものを感じましたし、辛口に仕立てたデラウェアはリーズナブルですが山形らしいキュンとくる酸が心地よい…。
そんな中で他では見かけなかった甘口オールドヴィンテージを発見ひらめき電球
お持ち帰り決定ですニコニコ
ワインの道は遥か彼方まで

佐藤ぶどう酒/金渓スペシャル・ブラン 99


遠目で見るとソーテルヌのボトルのようにも見えますね(笑)

山形県産ブドウ100%で、リースリング主体で造られたデザートワイン。

ドイツのアウスレーゼクラスを思わせるしっとりとした酸を持った甘口ですラブラブ!

アプリコットやハチミツ香の中に独特の鉱物的な香りもあって、リースリングらしさがキチンと出ています。


山形でリースリングというとタケダワイナリーのヴァンダンジュ・タルディヴが真っ先に思い浮かびますが、ここもこういうエレガントな甘口を頑張ってみてもいいのではないかな。

昨年の夏が初リリースらしいですね。まだワイナリー限定なんでしょうか。HP には甲州の極甘はオンリストされてますが、このリースリングは見当たらないですね。


フルーツ王国、山形のラフランスを使ったフルーツタルトなどのスイーツに合わせて食後に楽しめるだろうし、今回初めて知った山形名物、いも煮とのマリアージュも面白いかも音譜

ワインの道は遥か彼方まで

旅館に夕食がついていなかった夜、酒井ワイナリーのお母さんに紹介された赤湯の「和食処 ひらやす」さん(女将さんが酒井ワイナリーで10年働いていたそうですニコニコ)にて造っていただいたいも煮。

野菜やお肉の下にとろとろの里芋がたくさん隠れています。


本当は旬が9月~10月だそうでちょっと季節ハズレですが、タケノコなんかをのせたオリジナル春バージョンを造っていただいちゃいました。


関東の感覚からするとびっくりするくらい甘い味つけ。こういう食事には東北の中口デラウェアがすごく合うんですが、佐藤ぶどう酒の甘口リースリングもかなり良さそうな予感。

まさに地産池消マリアージュビックリマーク


今回新しい発見がたくさんありましたね~。やっぱり現地に足を踏み入れるのってすごく大切だって実感しました。

東北のワイナリーめぐりはもう少しつづきます音譜

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