海自沖縄基地:19歳1士を上官が暴行 家族が調査要求

毎日新聞 2014年09月04日 07時30分

 沖縄県うるま市の海上自衛隊沖縄基地隊所属の掃海艇「くろしま」の乗組員だった男性1士(19)が上官の男性2尉から顔面を殴られるなどの暴行を受けたとして、家族が管轄する佐世保地方総監部に調査を求めていたことが分かった。

 家族によると、勤務中に拳で顔面を殴打されたほか、ベッドを取り外し寝かせないなどの嫌がらせも受けたという。2尉は両親に「指導と称した身勝手な暴力により多大な身体的、精神的な苦痛を与えてしまった」と謝罪文を出したという。家族は「私が気がつかなければ息子は自殺していた」と話している。

 総監部は「事実関係を調査中。暴行の事実が判明すれば処分も検討する」としている。【梅田啓祐】

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