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【大リーグ】

岩隈、今季日本人最多13勝も反省 逆転に感謝

2014年9月2日 紙面から

◇マリナーズ5−3ナショナルズ

 【シアトル秋野未知】反省しきりの13勝目−。マリナーズの岩隈久志投手(33)は31日、地元でのナショナルズ戦に先発し、「初めてだと思う」という3イニング連続被弾。それでも、いずれもソロアーチで6イニングを5安打3失点にまとめ、今季メジャー日本人最多の13勝目(6敗)をマークした。

 こんな日もある。岩隈が投じたプレーボールの直球は、いつもより10キロ近く遅い85マイル(約137キロ)。マウンドでは、難しい表情で投球動作を確認する姿が何度も見られた。「上下(半身)のバランスが合わなくて、自分の投球ができなかった。腕が振れなかった。達成感はない」。岩隈は白星にも笑顔はなかった。

 2回、ハーパーに右翼席へ推定飛距離418フィート(約127メートル)の特大弾を浴びると、3回はシューホルツに、4回は再びハーパーに一発を許した。今季初、メジャー3度目の自己ワーストタイ3被弾。だが、そこからは内角攻めが奏功して5、6回を三者凡退に抑えると、同僚アクリーが3ランなど4打点で援護。岩隈は「逆転してもらって感謝している。チーム一丸となって勝ったのは大きな1勝だと思う」と胸をなで下ろした。

 チームはこの日敗れたWC2位(PS進出圏)のタイガースに0・5ゲーム差と再び肉薄。勝負の9月に向け、ピンポイント制球を誇る“和製マダックス”の復活が待たれる。

 

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