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【プロ野球】

巨人、単独首位守った あすにもM点灯

2014年9月3日 紙面から

ヒーローインタビューでポーズを取る巨人の(左から)亀井、坂本、長野(市川和宏撮影)

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◇巨人9−4広島

 巨人が逆転勝ちで単独首位を守った。0−1の1回に坂本の3ランで逆転。2回は長野の適時打、4回には亀井がソロを放ち、その後も小刻みに加点した。杉内は7月12日以来の8勝目。広島は野村が打ち込まれ、連勝が3で止まった。

     ◇

 両軍あわせて28安打が乱れ飛んだ首位攻防戦。ノーガードの打ち合いを制して、信州で勝利の凱歌(がいか)を上げたのは巨人だった。1回に坂本の13号3ランで逆転すると、攻撃の手を緩めることなく、終わってみれば12安打で9得点。2位・広島とのゲーム差を再び2と広げた。

 「9月のいいスタートを切れた」。試合後会見の原監督の表情には大きな手応えがにじむ。16安打を許した投手陣に「ちょっと打たれすぎ」と苦言を呈したものの、打線には「よくつながりました」と合格点を与えた。右膝関節挫傷の長野が1番で、左大腿(だいたい)筋肉離れの亀井が6番でスタメンに復帰。100%の状態ではないが、首位攻防戦先発出場に踏み切った。この用兵が吉と出た。

 「痛くても出なきゃいけない試合がある」と腹を据えた長野が打線に火を付けた。先頭で打席に立った1回は右前打。これで気を良くすると、2回2死二塁では4点目の左前適時打。7回にも右前打を放って猛打賞だ。亀井も負けてはいない。「僕にとっても大事な一戦」と、4回に右翼席へ7号ソロ。2人の打棒が広島の勢いを止めた。

 最短で4日にもマジック23が点灯する。長野がヒーローインタビューで大きな声を張り上げた。「このチームで優勝したい!!」。亀井も「とにかく、勝ちたい一心」。これはチームすべての思いでもある。3日、前橋に場所を移しての「打倒・マエケン」への気持ちも沸き上がる。「(白星を)取りにくるでしょうが、阻止できるように良いゲームをしたい」と原監督。一気の攻めで、難攻不落の相手を攻略していく。 (川越亮太)

 

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