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【プロ野球】

ロサリオがサイクル 広島では15年ぶり6人目

2014年9月3日 紙面から

8回表無死、内野安打でサイクル安打を達成し、花束を受け取る広島のロサリオ(市川和宏撮影)

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◇巨人9−4広島

 快挙は全力疾走で達成された。ロサリオはベース上で、祝福の花束を両手で抱えた。

 4−8の8回、先頭で山口の変化球を強振。ボテボテの打球が、三塁・村田の前に転がった。「とにかく全力で一塁ベースを走り抜けました」。一塁への送球がそれ、二塁に進んだ。記録は内野安打と失策。広島では1999年の金本以来、15年ぶり6人目のサイクル安打を達成した。

 来日初の初回先頭打者弾が文字通り号砲になった。2回に左翼フェンス直撃の適時三塁打、6回には右越え二塁打を放ち、王手をかけた。ベンチでは天谷から「シングルを打とう。センター返しを狙おう」と言われ、見事同僚のエールに応えた。

 出場した最近5試合で17打数2安打3打点と不振で、4番を外され迎えた一戦だった。「打席でバタバタしていた。とにかく落ち着いて、集中しようと思った」。気持ちを静めて快挙を達成した。

 野村監督は「サイクルはすごいこと。これで乗っていってくれれば」と目を細めた。完敗の中で光はあった。勝てば巨人と同率首位だったこのゲームを落とし、2ゲーム差に後退したが、相手を上回る16安打。状態は悪くはない。反攻に向け、切り替えるだけだ。 (山本鋼平)

 

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