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【プロ野球】

熱パ! 両軍譲らず タカとオリはドロー

2014年9月3日 紙面から

◇ソフトバンク4−4オリックス

 オリックスが土壇場で追いつき、延長12回の末に引き分けた。3−4の9回、平野恵が右翼線へ同点二塁打。ソフトバンクは早めの継投で逃げ切りを図ったが、9回にサファテが打たれた。延長ではともに好機を生かせなかった。

     ◇

 4時間47分の大熱戦だった。延長12回2死一、二塁。ソフトバンクの柳田が二ゴロに倒れ、オリックスとの首位攻防初戦はともに譲らぬドロー。両軍計42人の選手がプレーした総力戦を終え、試合前と同じ1・5ゲーム差が残った。

 「詰めの甘さだな。先頭打者を出してな」。試合後の秋山監督は最初に切り出した。1点リードの9回に守護神サファテを投入したが、これが誤算。先頭の駿太に甘い初球を中前打とされると、平野恵には右翼線への同点二塁打を許した。

 スタンリッジが序盤に3点を先行されながら、3回に4点を奪って逆転。8回までは新たな救援の方程式でリードを守った。6回は岩崎を2番手で投入。今季初めて中継ぎ起用した右腕から森、五十嵐とつないだが、仕上げで狂いが生じた。

 それだけに、サファテも失った1点の重さを痛感していた。ベンチに戻ると頭を抱えたまま放心状態。「責任を感じている。チームに申し訳ない」。延長11回からの2回を封じた森福らが勝ち越しを許さなかったことが救いだった。

 8月以降、これが8度目の延長戦。「お互いに厳しい戦いをしている。次も厳しい試合になる」。秋山監督は力を込めた。サファテは「あした、借りを返したい」と名誉挽回を誓った。天王山の残り2試合は12勝コンビの金子と西が待ち受けるが、投打の総力戦で首位の座を守り抜く。 (相島聡司)

 

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