ドット絵のゲームをつくりたーい(2)「キャラクターアニメーション」
ドット絵のゲームをつくりたーい(1)「ゲームの設定を考える」
https://media.dmm-make.com/item/1367/
ドット絵でキャラクターを作って動かす
ゲーム制作の素人が、先人に学びつつオリジナルのゲーム「ローラースター」を作ろうという連載第二回目になります。時にプロフェッショナルな方の意見を伺いながらも、基本は好き勝手に作成していきます。
前回はこの「ローラースター」を作成するに至った経緯と、「ピザ配達」がテーマという事で、配達にちなんだ愉快なゲームをご紹介しました。今回は主人公キャラ「星乃 希」ちゃんのドット絵を作って動かしてみようと思います。
ゲームハードとグラフィック仕様
「ローラースター」はファミリーコンピュータ(以下、ファミコン)で89年に発売されていた、と仮定して作られた架空のゲームパッケージです。
今でこそ高性能なイラストツールは豊富にありますが、その当時のドット絵を再現して描く際には、ゲームハードのスペックに準拠して作成しないと、どこか違和感があるものになってしまうので注意が必要です。
各ハードのスペックや、グラフィックの仕様については、詳しく解説されたサイトや書籍などがありますのでそちらを検索&参照いただくとして、ファミコンのグラフィックの場合、使える色数は色パレット52色の中から最大で25色、「8×8」「16×16」のスプライトとBGを基準として設計されていたようです。調べていくと、一見して単純な色表現に見える中にも、限られた表示領域に対して裏技を駆使した職人的な表現がされていたと知って驚きます。
せっかくコヤマシゲトさん作の希ちゃんのキャラクターが素晴らしいので、ドット絵化の理想は「ヴァンガードプリンセス 先陣の姫君」(個人作!)のような美麗グラフィックなのでしょうが、残念ながら時間と力量の限界が…。
今回の「ローラースター」は厳密にファミコン縛りで制作するわけではありませんが、当初パッケージ裏に作成していた架空のゲーム画面では、ファミコン版「ローリングサンダー」のような、少し大きめキャラの横スクロールアクションを想定して、希ちゃんは「24×32」ドットで描いていました。
スラリとしたキャラクターの良さを生かしてのイメージだったのですが、可愛さにちょっと欠けるので今回のゲーム化にあたって2頭身に変更してみました。ドット絵は「16×16」のキャンバスで作成し、GIFアニメにする際に変倍をかけて書き出しています。どうでしょう? ピザ配達したくなりましたか?
80年代に出会って衝撃を受けた、僕の大好きな「プリンス オブ ペルシャ」では、実写からトレースして描き起こす「ロトスコープ」という技法が用いられていました。トレースに使用された映像が近年公開されていましたね。作者は礼に始まる空手ゲーム「カラテカ」でも御馴染みの、ジョーダン・メックナー。今でこそリアルな表現は珍しくありませんが、シンプルなゲームシステムやクラシカルなグラフィックであればこそ、ゲームへと引きつける要因として、こういったアニメーションの要素が生きてくるかもしれません。
『ジョーダン・メックナー:Old School』
http://jordanmechner.com/category/old-school/
今回は唐突に主人公キャラクターを作成してみましたがいかがでしたか?
そういえば、この記事を執筆している時点で、もの凄いMVが発表されました。Nintendoの聖地である京都を拠点とし、Gameboy実機のみを使ってトラックメイクとライブ活動を行っているチップチューン女子「TORIENA」さんと、グラフィック〜映像〜アプリ等表現の種類を問わず幅広く活動中の「m7KENJI」さんの『m7kenji x TORIENA / PULSE FIGHTER MUSIC VIDEO』です。
『MADMILKY RECORDS』
http://www.madmilkyrecords.net/
もうね…、これをゲーム化したらいいんじゃないか? という恐ろしいクオリティです。すごいなー。これにめげずにw、次回もマイペース更新いたしますので、引き続き宜しくお願いいたします〜!