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中国メディア 日本の援助功績を掲載9月3日 19時46分
中国政府が、9月3日を「抗日戦争勝利記念日」と定め、盛大な記念式典を開くなか、中国のネットメディア大手が、日本が戦後、中国に対して行ってきたさまざまな援助の功績を伝える特集を掲載し、ネット上で大きな関心を集めています。
これは中国のIT企業「テンセント」が、スマートフォン向けに配信しているニュースの中で、「日本は、中国を傷つけただけなのか」と題し、特集として掲載したものです。
特集では、6年前の四川大地震の際に被災地に入った日本の国際緊急援助隊が、遺体に向かって黙とうしている姿や、中国の緑化のために力を注いだ故・遠山正瑛氏の活動などを写真付きで紹介しているほか、日本が中国に対して、2008年までの30年間に行った政府開発援助の総額が、2248億人民元に上ることなどを伝え、日本の功績を強調しています。
3日は、中国政府が定めた「抗日戦争勝利記念日」で、習近平国家主席も出席して盛大な記念式典が開かれたほか、共産党系の新聞は、日本に対して厳しい評論を掲載しただけに、特集はネット上で、大きな関心を集めています。
特集について中国のネットユーザーの反応は、「怒りを覚える」と答えた人が、「よい特集だと思う」と答えた人の4倍近くに上りましたが、書き込みの中には、「日中友好を心から期待する」とか、「日本から学ぶべきこともたくさんある」などといった意見も少なくありませんでした。
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