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ジョージ・クリントンが33年ぶりのファンカデリック新作をアナウンス スライ・ストーンら参加

George Clinton

Pファンクの創始者ジョージ・クリントン(George Clinton)が、なんと33年ぶりとなるファンカデリック(Funkadelic)のオリジナル新作の存在を明らかにした。

これは、西海岸で開催された音楽フェスティバル〈Long Beach Funk Fest〉に出演したジョージ・クリントンが、同じく出演者だったデイム・ファンク(Dam-Funk)からインタビューを受けるという企画が行われ、その中で明言されたもの。「西海岸のブギー大使」の異名を取り、ベテランのスティーヴ・アーリントン(Steve Arrington)の最新作を全面プロデュースするなど、ファンク/ブギー愛に溢れたデイム・ファンクは、「2014年のファンク」についてどう思うか?と意見を求めると、ジョージ・クリントンは「あと6週間以内に耳にすることになるだろうが……33年ぶりのファンカデリックのアルバムのことだよ! 同時に『Brothas Be Like, Yo George, Ain’t That Funkin’ Kinda Hard on You?』という本も出るんだ。このタイトルは、アルバムからのファースト・シングルの名前でもある。君はスライ・ストーン(Sly Stone)に言及していたが……彼は最低でも5曲に参加しているよ」と、唐突に新作の存在を明かしている。

また、デイム・ファンクが「アルバムで一緒に組んだミュージシャン、現在のツアーで一緒に参加しているミュージシャンの名前を上げてください」と訊くと、「ファミリーは勢揃いだよ。エル・デバージ(El DeBarge)、チコ・デバージ(Chico DeBarge)もいるし、スカーフェイス(Scarface)、キム・バレル(Kim Burrell)、スライ・ストーン……それからデル・ザ・ファンキー・ホモサピエン(Del The Funky Homosapien)もだ」などとコメントしている。新作についての詳細は不明ながら、「同時に出る」という回顧録『Brothas Be Like, Yo George, Ain’t That Funkin’ Kinda Hard on You?』はアメリカで10月21日の発売を予定しており、ファンカデリック新作もそのくらいの時期と考えられそうだ。また新作のアートワークは、ファンカデリック作品ではおなじみ、ペドロ・ベル(Pedro Bell)が手がけているとのこと。ファンカデリックは、1989年にレコーディングしていたものの未発表となっていた『By Way Of The Drum』を2007年にリリース、翌年には未発表音源集『Toys』をリリースしているが、オリジナル新作としては81年の『The Electric Spanking Of War Babies』以来となる。

さらにジョージ・クリントンは、スレイヴ(Slave)のスティーヴ・ワシントン(Steve Washington)とふたたび制作しているという噂についてデイム・ファンクから訊ねられると、「スティーヴとはずっとやってるよ! パーラメント(The Parliament)のアルバムがこの後に出るんだよ」、「このアルバムは33曲ある」と、今度はパーラメントの新作についても準備中であると言及している。