武田薬品工業は3日、医学専門の月刊誌を発行する出版子会社の日本臨床社(大阪市)を売却した、と発表した。出版事業は先行きが見通しにくいとして、撤退する。日本臨床社の月刊誌「日本臨床」(発行部数約1万部)は1943年の創業時から1千号を超え、医師らに読まれてきた。売却先で同業のメディカルトリビューン(東京)が発行も引き継ぐ。