甘噛みマガジン編集長・竹下ジャパンによるグラビアアイドル論。
バックナンバー
第1回:安藤遥はカッテージチーズである
第2回:倉持由香のオーガニック巨尻に涙して
第3回:栗田恵美に2000年の読売巨人軍クリンナップを感じて
第4回:ぽっちゃりグラドル水樹たまに遠い夏の日を思い出した
第5回:天野麻菜に恋の痛覚を刺激されて
第6回:内田理央にパセラで「暦の上ではディセンバー」を歌って欲しい
第7回:丸果尻ゆうこは上戸彩がつくった「うちのごはん」を丸かじって欲しい
第8回:末永みゆが僕の茶色い青春を洗い流してくれた
第9回:新田まみと同じクラスになりたい。消しゴムを貸して欲しい
第10回:佐野ひなこと『タイムマシンなんていらない』
第11回:山中知恵と鳥貴族のキャベツ盛りばかり食べるレヴィ・ストロース
第12回:(M)otocompoに加入した。そして佐倉仁菜のTバックに感電した。
第13回:楽天が優勝した夜とお父さんと食卓を囲むおのののか
第14回:僕の背中はエスパー伊藤。萌木七海はミツユビナマケモノ
第15回:竹内まりやとほしのあきさんはマリア様である。2006年のQuickJapanに勇気をもらう年末
第16回:麻倉みなとサンタクロース特定秘密保護法について
第17回:黒澤優のマシェリCMとイエローキャブ
第18回:佐山彩香と成人式と東京都知事に願うこと
第19回:水城るなの引退への自戒とフィリップ・K・ディックの日常
第20回:荻野可鈴とヴァーチャル・インサニティ
第21回:『さよならばかちゃん』と橘花凛と寿司
第22回:竹富島を噂の東京マガジンが取材する日と水着カーソル隊への謝辞
第23回:飲み会嫌いと奥貫薫
第24回:ギャル文化の衰退を語りたがる大人たちと近藤千尋
第25回:僕は市川由衣の乳房が見たいのか。
第26回:スロヴァキア人は陽気に尻を叩く
プロフィール
沙綾
女優。1993年11月15日、福岡県北九州市生まれ。小学5年生の頃からジュニアアイドルとして活躍し、そのメリハリのついたボディから「Fカップ小学生」と呼ばれる。2014年4月からは王様のブランチのリポーターとしても活動中。
ライタープロフィール
竹下ジャパン
1988年生まれ。ライター。甘噛みマガジン編集長。『Quick Japan』『サイゾー』などで活動。タウン誌『TO mag』にグラビアアイドルインタビュー連載「about her」が載っています。
竹下ジャパンです。9月に入り、一気に秋の風を感じるようになりましたが、みなさま体調はいかがでしょうか。ぼくは、ブタクサのアレルギーですっかりコンタックのお世話になっております。
そんななか、Pharrellの『HAPPY』をあらためて視聴致しました。そんななかでも、僕はスロヴァキアのトレンチーン地方バージョンが大好きで何度も拝見したのですが、果たしてなんでこんなにも惹かれるのか。
『HAPPY』スロヴァキア版・トレンチーン地方バージョン
古くから「東欧に美女は集まる」と言われるように、肌が白く、また目が青く混血が進んだこの地域の女性たちには圧倒的な美を感じます。各国で踊られ、YouTubeにアップされた『HAPPY』ですがそのなかでもトレンチーン地方バージョンは随一の美しさを誇っていたと思います。ちなみにトレンチーン地方はスロヴァキア第9位の人口である5万人強が住む石畳が美しい街のようです。
しかもなにか、日本には無い、貞操観念のゆるさといいますか、「え?いいの?」というシーンが随所に差し込まれておりまして、特に豊満な肉体の女性3名がサウナで熱唱するシーンや、ニヤついた男性エステティシャン(本職に見えない)が、半ケツを出した女性客に施術を施しながら、リズムにノるシーンなどは、さまざまなレギュレーションにガチガチに固められた日本国民を軽々と飛び越えるような陽気さを感じさせます。
陽気に尻を叩く男性(『HAPPY』スロヴァキア・トレンチーン地方バージョンより)
もちろん日本でも原宿編や京都編などが制作されたこの曲ですが、到底スロバキアに敵いようもない。半ケツ叩きに匹敵する、自由さは無いのです。定形となる振り付けがあるわけでもなく、「前進しながらノる」という極めてシンプルな動きだからこそ、スロヴァキアンの身体的な優位性が圧倒的の勝利するということなのではないでしょうか。行ってみたいなトレンチーン地方。
話は変わりますが、今年の春から「王様のブランチ」のレポーターに沙綾さんが加わりました。グラビアアイドルとして小学5年生から活動を開始し、「Fカップ小学生」として鳴らしてきた沙綾さん。2ちゃんねらーが反日サイトに彼女の画像を貼り付けたら、暴動が収まったという伝説を残すそんな彼女が王様のブランチのレポーターに加わったんです。
王様のブランチのレポーターといえば、原宿の新しい焼きカレー屋さんや東京ソラマチのポチ袋の情報などを現場まで行きレポートする仕事で、読者モデル系の方が担当されているようにお見受けします。例えば、ZIP!にも出演中の寺田ちひろさんなどスラーっとした体型の人が多いなか、沙綾さんのそれは、いわゆるトランジスタグラマー的で、「頭身」という点においては、現代っ子が多いほかのブランチレポーターには若干分が悪いかもしれない。ただ、沙綾さんの低いアルトボイスでのレポーティングも含めて応援しております。例えば、『HAPPY』の王様のブランチバージョンがあったとして、本仮屋さんや谷原さんとともに、どういったノリを沙綾さんが見せてくれるのか、見たいような見たくないような。いや、見たいです。
と、ここまでの文章を数週間前にパソコンのテキストエディタに打ち込んだきり先の文章が続かず、デスクトップの隅にちんまりと保存したいたのですがここ数日、沙綾さんが代々木公園の蚊が媒介した例の病に感染したというニュースが駆け巡っておりまして(しかも感染したのはブランチのロケ中)、沙綾さんの回復を切に願わねばと思い、久方ぶりにファイルを引っ張りだしてきたしだいです。ネットニュース等を拝見するに、入院中ながら徐々に快方に向かわれているという沙綾さん。また、元気な姿で土曜の昼に登場されることを、心よりお祈り申し上げます。
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