やりたいことはなんですか?
やりたいことはなんですか?という問いが、キャリア選択の場面では多く聞かれます。
たくさん聞かれたことありますよね。で、そんとき俺が思うのが、これって2種類のニュアンスがあって、それが理解出来てから色んなことの進み具合がめっちゃ早くなったってことなんですよ。その2種類っていうのが、
⑴自分のビジョン ⇨ 理想とか、夢とか。想像してワクワクすること。(マクロなワクワク)
⑵自分の持ち味 ⇒ 作業ベースでワクワクすること。(ミクロなワクワク)
この2種類です。
やりたいことは何?って聞いたら、人を助けたいって。そのためならドコモショップの店員でもいいらしい。
最近、就活生や転職希望者の相談をよく頼まれるんですが、この前会った方がこんな風に話をしてました。
「ボクは中々みんなからは見えづらい、困っている人を助けたいんです」
困っている人、って誰のことだろ
「例えば入院してる人ってすごく不自由なんです。あとは震災で困っている人とか」
老々介護の人も困っていると思うけど、例えばそれも?
「それもです」
なるほど、それでどんなキャリアを考えているんですか?
「通信関係の会社がいいと思ってて、ドコモがいいかなって」
なんでドコモななんです?
「通信の会社って、いろんなところに役に立てるじゃないですか。だからより多くの人を助けられると思いました」
そうですねえ。
じゃあ、例えばそれでドコモに入ったとして、一生ドコモショップの店員さんでもいいってこと?
「ドコモという会社が困っている人を助けられたらそれで良いと思っていますが、最終的には自分でそういうことをしたいです!」
ほんまかいな!
たとえば、ベンチャーで5人しかいない会社で、「会社が社会貢献していれば、私は事務もいいです。」これなら分かります。
チームとしての実感値がおそらく高いから。
ただドコモって連結で25,000人社員さんがいるわけですよ。
その中の顔も知らない誰かが社会貢献していて、自分はどこか地方のドコモショップの店員を毎日していて、それを実感出来るかといったら、まぁほぼ100%無理でしょう。
これはつまり、作業ベースで自分がワクワクすることを理解していないから生じる。
これはつまり、作業ベースで自分が心踊ることが何かってことを把握出来ていないわけですね。
やりたいことって二種類あって、いわゆる夢とか実現したい願望みたいなもの。これはイメージしやすいですね。
「将来俺は社長になって、年収1億稼ぐんだ」
「森林伐採を止めて、地球上に緑をたくさん増やしたいんだ」
「一部上場の企業に入って、モテモテになりたい」
こんな具合です。
目標とか、理想とか、妄想とか、考えるだけでワクワクしてくるようなこと。これがマクロ(大きな)ワクワクと私が勝手に名付けているものです。
そしてもう一つが、ミクロ(小さな、もしくは身近な)ワクワクです。
これがつまり作業ベースでワクワクすることです。
言葉を変えると「夢中になる」とか「没頭する」とかっていう言葉にも置き換えられます。
心理学者チクセントミハイが言っている「フロー状態」が指すのがこのワクワク状態です。
例えば、
「もう細かい作業が大好きでミシンがけなら何時間でも出来ます」
「おしゃべりが好きで誰が相手でもずっとしゃべりつづけちゃってよく止められるんです」
「絵を描くのが好きで画材を買うのにはお金を惜しまないんです」
こういう状態です。その作業・行動に没頭することを指しています。
自分のキャリアを考えるときは、この2つをハッキリ認識して、バランス良く同じラインにのせる必要があります。
さっきの例では、自分のマクロワクワクはぼんやりと把握しているわけです
「日の目を見ない困った人を救いたい」
ただミクロワクワクを全然理解出来ていない。
本当にドコモショップの店員さんがワクワクするのだろうか。
受付をして機種変更の手続きをして、接客をし、キャンペーンの申し込みを説得して、新しく入ってきた機種の製品名を覚えて、特徴を覚えて、時々新製品のキャンペーンのために風船膨らませてブース作ってキャンギャル連れて地方に行く。
この作業のどこにワクワク感があるのかな、ってことを考える必要があります。
キャリアってつまり生き方を積み上げていくということなので、もっと生活感があっていいはずなんですが、つい志とかビジョンとかにかたよってしまっていないかと思うときがあります。
なので、自分がどんな行動をしているときにワクワクするのか、これをもう一度見直してみることはとても重要なことだと思います。
それによって貢献出来るなら、必ず成果が出ると思いますから。
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書いたのはこの人
- Twitter:@H0N0ji
- 都内大学で卒業後、国内最大手IT企業で3年勤め、教育の道へ。営業マン時代は新人賞を受賞。キャリア選択の適切な知識や視点がないことが原因で人生を楽しめていない人があまりに多いことを実感し、社会に出る以前の”教育”の段階に注目。教育と民間企業が交わる場を数多く作り続ける。キャリア選択やライフスタイル、教育についての講演依頼を受けることも。
【BLOG】http://www.naoyashirata.com/
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