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【群馬】

シイタケ粉末から基準値超セシウム 県内初

 県は一日、先月二十六日に甘楽町の道の駅「甘楽」が販売した原木栽培によるシイタケ粉末から一キロ当たり一四〇ベクレル(基準値同一〇〇ベクレル)の放射性セシウムが検出され、道の駅が自主回収すると発表した。県内のシイタケ粉末が基準値を超えたのは、東京電力福島第一原発事故後初めて。

 県によると、厚生労働省が委託した国立医薬品食品衛生研究所が抜き打ちで買い上げて検査した結果、先月二十八日に基準値超えが判明した。

 店頭にあった三パック(一パック二十三グラム)は撤去したが、四月以降に百二パックが既に販売されている。いずれも甘楽町の農家一戸が出荷した。

 この農家の生シイタケは基準値以下だったが、生シイタケを乾燥し、粉末にしたことで、放射性セシウムの濃度が高まったとみられる。県は生シイタケに加え、今後は粉末も随時検査する方針。 (菅原洋)

 

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