インド モディ首相 学生に特別講演

9月2日 11時55分

日本を訪れているインドのモディ首相は２日朝、都内の大学で講演し、「日本と共に民主主義の価値を世界に広めていきたい」と述べ、中国の台頭を念頭に日本との関係強化に意欲を示しました。

インドのモディ首相は、１日の安倍総理大臣との首脳会談から一夜明けた２日朝、東京・渋谷区の聖心女子大学を訪れ、およそ３００人の大学生などを前に、ヒンディー語で特別の講演を行いました。この中でモディ首相は、国際政治を学んでいる学生から「中国が台頭するなか、日本とどのように連携していくのか」と問われたのに対し、「われわれは他者を気にする必要はないが、インドと日本は共に民主主義国家であり、民主主義の価値を世界に広めていきたい」と答え、日本とさらに関係を強化していくことに改めて意欲を示しました。
モディ首相はふだんは情熱的な演説をすることで知られていますが、２日朝は女子学生を前に穏やかな語り口で話し、ツイッターでも精力的に情報発信していることを披露し、「安倍総理大臣とはツイッターを通しても友人です」と述べて、笑いを誘っていました。
モディ首相に質問した３年生の女子学生は「ヒンディー語でお話しをされましたが、目が真剣で、内容が伝わってきました」と話していました。