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今の時代、売込みは嫌われるという当たり前の話を、もう一度確認しておきましょう

公開日: : 最終更新日:2014/09/02 POP, エクスマ思考, マーケティング, 販促事例

愛されたかったら、まず愛される自分になること

まずは人間関係で考えてみましょう。

「愛されたかったら、まず愛される自分になること」
それが基本ですよね。

「愛してほしい、愛してほしい」と相手にばかり要求していては、いつまでたっても、愛されることはありません。

相手の心も考えず、愛してくれないと恨んだり、憎んだり、愛の押し売り状態をしたり・・・
これが度を超えると、ストーカーやDV(家庭内暴力)などの犯罪行為になってしまう。
まず、愛されるべき自分になることが大切です。

「ストーカーになんておれはならないよ」
「ああいうのは心療内科に行かなきゃ」
「思いこんじゃうんだろうね」

などなど、ひとごとのように思っている、あなた。
本当に大丈夫?
商売で、ストーカーのようなことしていませんか?

ストーカーのような売込みを受けたら二度と行かない

以前、あるガソリンスタンドで、そのガソリンチェーンのカードを売りこまれた。
けっこう広いセルフのガソリンスタンドです。

ガソリンをいれていると、なんかのキャンペーンなんでしょうけど、そこのお店のスタッフではない、元気のいいおねえさんがボクの前までやってきて

「今、キャンペーン中なんですよ。リッター10円安くなるカードなんですけど、今時間ありますか?」

急いでいたボクは丁寧にお断りしました。

ボク「すいません、急いでいますから」
彼女「リッター10円安くなるんですよぉ。3~4分で終わりますから」
ボク「本当に時間ないんです」
彼女「たった4分ですよ~」
ボク「だから、ごめんね」

それでも彼女は引き下がらない。

彼女「すぐに終わりますから」

いや~、しつこかった。

結局ボクは嫌な気もちで、そのガソリンスタンドを後にしたのでした。
もちろん、カードは作りませんでした。
たとえ、作りたいと思っていても、作らなかったでしょう。
それどころか、もう2度と行きたくない。
そう思った。
疲れるんだよね・・・断るのも。

まるでストーカーです。
もうちょっとで、犯罪です。
セルフのガソリンスタンドのメーターの横にPOPが貼ってあって
「リッター当たり10円安くなるカードです。カードを作ると、永遠に10円安いんです!3分で作成できます。興味のある方はスタッフに声かけてね!」
そう書いてあったら、もしかすると、申し込んだかもしれません。

同じコトでも、人が言ったら「売込み」。
POPが言ったら「いい情報」になる。

つぶれたようなガソリンスタンド、でも営業している

つぶれたようなガソリンスタンド、でも営業している

お客さまのことを考えた営業を

ただ売り込むのは、消費者の心理をまったく無視している売り込みです。
あなたの売り方をもう一度見直してみましょう。
「うちの商品はこんなにいいんですよ、買ってください」
「ほかよりもこれだけ安いんです、だから買ってください」
「期間限定です、今回がチャンスです。買ってください」
そう言えば言うほど、お客さまは逃げていきます。
そして、嫌な気持ちになったお客さまを引き戻すのは、とってもむずかしいんです。

最近思うんですけど、売込み営業ってもうかなり効果がなくなってきているんじゃないかな。
そういうことです。
売込み営業っていうのは、たとえば各家庭や事務所をじゅうたん爆撃のように飛び込む営業や、霊園や墓石屋さん、リフォーム業者や保険屋さんがやっているような、テレアポ営業。
そういう営業です。
売込みバリバリの営業。
情報リテラシーの低い人にはまだ有効なのかもしれませんが、もうほとんどやるだけの効果はないでしょ。
それだけじゃなく、逆効果になってしまいますよね。

ストーカーのような売りこみは効果が薄くなっている。
お客さまは売り込まなくても、「欲しい」と思ったら買ってくれるのです。
売れる商品があるのではないんです。
売れる、シナリオをつくること。
それが繁盛するための条件なんです。

「愛されたかったら、まず愛される自分になること」

これはビジネスにおいても、真理だということです。

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藤村 正宏
1958年、北海道釧路生まれ。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。集客施設や企業のコンサルティングを行っている。コストをあまりかけない、誰でもカンタンにできる手法で、圧倒的な成果をあげている。 執筆活動、講演活動もする。現在フリーパレット集客施設研究所主宰。

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