こんなつぶやきを見つけた
【上達方法伝授あるある】下手絵描き「絵の上達方法教えて!」上手絵描き「デッサン」下「以外で!」上「パース」下「以外で!」上「模写」下「以外で!」上「人体研究」下「以外で!」上「ソフト研究」下「以外で!」上「…描き続ければ上手くなるよ(棒)」下「ええー?!なんかないんですかー?」
— 不二式 (@Fujishiki) 2013, 1月 5
なぜか、この手の会話が絵師界隈だと定期的に絵師さん同士の間で出回る話だが…。
ブログ界隈にも絵師さんほど露骨ではないけど「もっとアクセスを増やすためには」みたいな議論や、「どうやったらブクマされるような記事をかけますか?」と言う声がちらほら聞こえる。
そろそろ、うんざりしてるから言いたいことを言う。
情報なんか死ぬほど落ちてるんだから探せよ!
文字通り、死ぬほど落ちてるという証拠をpixivとはてブそれぞれでお見せしよう。まず、はてなで「ブログ論」というタグが付けられた記事はなんと…
1400件もみつかりました。さらにSEOやアクセスアップ、アフィリエイトの技術までカラメルとこの倍以上ははてなブックマークで情報が拾える。(ブックマーク数で更に選別できるため、良い情報だけを選べます)
一方、絵師さんが集まるpixivで書き方を説明してくれる「講座」タグと検索すると…
9400!すごい。その中でも、上等なやつだけを読みたい人のためにさらにこんなタグもあるので、ご紹介。
「講座1000users入り」のイラスト・作品検索一覧 [pixiv]
これでも600ほどあるので、いかに「情報が落ちてる」かがよく分かる。
正直、どれでもいいから自分が「できそう」と感じたものから順番に実践してみたらいい…。上達の速度には個人差があるけど、確実に「うまくなる方法・書きたいものを書くための方法」は色んな人が公開してる。これはブログでもイラストでも同じ。お望みのものが公開されてなかったとしても、オフ会やTwitterで分かる人にちゃんと質問すると快く教えてくれる場合が多い。
では、なぜ有段者とビギナーの間でトンチンカンな会話が生じるのか?
それは 「講座も読まずに伸びる方法を聞きたい人の多くは【楽してうまくなりたい】【競争は嫌いだけど、もっと楽しくサクサクと物が作れるようになりたい】と言う人が多い」からだ!
しかも、本人には「ないものねだりをしてる自覚」がないことがもっと問題なんだ。無自覚だから、適当にあしらうしかない。
その手の中でも酷いのが、「自分では無自覚なまま、その道の有段者に質問しに来る」というケースだ。
オフ会などで有名な人に絡む人を見るとそういう人がとにかく多いんだ…。ちやほやしてくれるのはありがたいんだけど、「お互いに収穫がないような毒にも薬にもならない会話」がとにかく多い。
ネットでそんな絡まれ方をされてしまう人気の絵師さんは大変だなぁ…と感じる。
だからといって僕みたいに「毒にも薬にもならない会話なんかするなよ!そんなことしたくないから、俺の主催するオフ会はブログやはてブの話ができるやつだけが来い!」と突っぱねるとコレはコレで反発買った。
「なんだよ、青二才のくせにお高くとまりやがって!」
お高くとまってるのではなく「話が合わない人が呼ばれても、来てもお互いに幸せにならないだろ?」と言いたい。
絵師さんがヒントをくれないわけでも、人気ブロガーによる登壇がつまらないのではなく、単純なミスマッチ。話す前に調べてくる所や目的意識をする段階から間違ってたのでは?と言いたい。
「何が質問したいか」わかる時点で上達の芽がある
そっけないと思うかもしれないけど、これは学校でも同じ。先生に質問できる・どこがわからないか説明できる時点で、その人はある程度勉強ができる。上達の芽がある人は上達するために何が必要かを自分で考えて、人に要求できる。
一方で、本当にわからない人は「わからないところがわからない」と言う。しかも、自分で教科書を読んで理解することも無ければ、わからんことをひたすら教師やテキストに難癖をつけて、ありもしない楽な方法を聞き出そうとしてきやがる。
…絵師さんに質問しに来る奴はこの段階で質問しに来る人が多く、しかも無自覚。
学校でよく「予習・復習をしろ」というが、これは創作趣味だと「試行錯誤と調査を怠るな!」「手間暇を惜しむな」に置き換えられる。食わず嫌い・めんどくさがりじゃ質問さえできないし、上達する機会も活かせない。
父がよく「学校…特に大学は知識をつける場所じゃない。勉強を通じて何かを調べる・取り組む段取りを身につける場所だ。」と言ってたが、そういう意味では遠回りに見えて真剣に勉強してた「姿勢」が役に立つことは多い。
で、真剣に取り組んだ結果としてこういうやりとりが生まれてくる。
「私がこんなに時間をかけて描いた絵よりあの人の落描きの方がもてはやされてる!おかしい!」系の憤りは、大体例の 子供「すごい!15分でこんなの描けちゃうの!?」 漫画家「いいや、30年かかったんだよ」 の会話で収束しちゃうんだよなぁ
— にいち (@niichi021) 2013, 10月 19
そりゃ、専門知識のない人にはどうなってるかわからない程の技量を発揮してるよ!でも、そこには試行錯誤の歴史や研究の成果がある。
よく世間で「即戦力求む」とかいうが、 すぐにできる技術だったらそもそもカッコいいと思う?お金になると思う?社員さんは「今までの自分の努力はなんだったのか」とか思わないの?本当に即戦力来たらあなたが首になるかもよ?…と問い詰めたくなる。
そりゃ、ちやほやしてくれたり、コメント・感想くれるのはどの媒体の製作者だって嬉しいよ。でも、ちゃんと活きるような質問をしてくれるために必要なのは質問したいことを明確に持つまでの試行錯誤であり、それができた時に「内輪」に入っていけるんじゃないかな?
今、ネットを通じてどの分野の有名人にも簡単に声をかけられるようになった。でも、手応えのある会話やコメントを相手とできる人は限られてる。その原因を相手に押し付けて逆ギレする人をネット上で多く見かけるけど…それは違うよ。
似たような手間暇や苦労がない人にその有名人の価値も凄さもわからない。だから、「近くて遠い」という距離感がずっと縮まらないんだよなぁ…と思えてならない。
面白かったイラスト教本置いておきます。何をしたらいいかわからない人は「とりあえずやってみる」のと同時に「浅く広く載っている資料をあたってみる」のがいいよ。根本的な間違いに気づける事があるから、浅く広い資料は意外に大事!
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コミケに行って「自分もなんか作りたい」などと気の迷いをほざいてる人へ
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→ここでの会話やちやほや感に違和感を覚えてからライトユーザーに冷たくなった
アンチとはファンの最終形態の1つ~ドラマ「世界一即戦力な男」を見て、叫びたくなったこと~
→何もわかってない人の手放しな賞賛は侮辱より酷い…と思ったきっかけ。