8月の中国購買担当者指数確報値は50.2でした。これは速報値より0.1低い数字でした。今月の数字は景気拡大と景気縮小の分かれ目である50.0に限りなく近い値で、先月に比べて数字が弱まった背景には生産、新規受注の数字が弱かったことがあります。加えてコスト削減のための解雇が増えています。仕入れコストは5月以降初めて下落しました。

１

8月のドイツ購買担当者指数確報値は51.4でした。これは速報値より0.6低い数字でした。消費財の落ち込みを中間財で補う構図になっています。新規受注は低い伸びでした。その反面、アジアからの受注増で新規輸出受注は増えています。企業は購買を控えること、ならびに解雇を増やすことで需要の減退に応えています。仕入コストは下落しています。

２

8月のユーロ圏購買担当者指数確報値は50.7でした。これは速報値より0.1低い数字でした。国別ではアイルランド（57.3）、ギリシャ（50.1）が最近の高値を更新する一方、フランス（46.9）、イタリア（49.8）、オランダ（51.7）は過去1年で最低を記録しました。

３