2014年9月2日13時45分
2日午前10時半ごろ、滋賀県長浜市木之本町千田のJR北陸線の田部踏切で、金沢発米原行きの特急「しらさぎ56号」(5両編成)がトラックと衝突、先頭車両が脱線した。滋賀県警などによると、約180人の乗客のうち女性1人が手首のけがを訴え、40代の男性と20代の妊婦が「気分が悪い」と話し、男性は病院に搬送された。妊婦は快方に向かっている。トラックを運転していた男性(57)は首の骨などが折れる重傷。
JR西日本によると、現場は警報機、遮断機のある踏切で、列車は時速120キロで走行していた。運転士は踏切の約50メートル手前でトラックが進入するのを目撃したという。列車は先頭車両の前側の四つの車輪が脱線し、約400メートル先で停車した。先頭車両の右前方が破損していた。トラックは大破した。この事故で、北陸線は近江塩津―長浜間で上下線とも運転を見合わせた。
踏切近くで自動車修理販売店を営む山口富祐樹さん(47)は「列車の大きなブレーキ音が聞こえ、店外に出たところ、トラックが大破していた。(田園が広がる)こんな場所で、事故は聞いたことがない」と話していた。
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朝日新聞社会部
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