山本恭介、岡田玄、奥村智司
2014年9月2日09時12分
戦時中、出征する兵士のために家族や知人が寄せ書きをした日の丸の旗(出征旗)や遺書などが、インターネットのオークションサイトで売買されている。多くはコレクターの手に渡るようだ。「元兵士とその家族の気持ちを踏みにじっている」と心を痛め、遺族らに返還しようとしている人たちがいる。
「必勝」「武運長久」……。勇ましい言葉が並ぶが、兵士の無事を願う気持ちも込められ、お守りのように日の丸を携行していた人も多かったという。それが、国内外のインターネットのオークションサイトでは、数千円から数万円で売買されている。
長崎県佐世保市の主婦池原梨恵さん(31)は昨年2月、寄せ書きされた日の丸が出品されているのを見つけた。「持ち主に返したい」と購入。記されていた名前や地名などをたどり、5カ月がかりで三重県にいる遺族を捜し出した。兵士は復員し、のちに亡くなっていたが、遺族は日の丸を受け取ってくれたという。
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部
PR比べてお得!