【ロンドン=共同】国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは2日、過激派「イスラム国」がイラク北部でクルド民族少数派ヤジド派など少数派への弾圧を繰り返しており、「民族浄化」が行われていると非難する声明を発表した。
同団体が行った住民からの聞き取り調査によると、イラク北部シンジャール周辺では先月だけで虐殺が数回確認された。イスラム国が制圧した村の男性が無差別にトラックに乗せられて連れ去られ、数百人規模で殺害されたという。犠牲者の中には12歳の少年もいた。
イスラム国は、制圧した村の女性を「戦利品」として拉致し、人身売買を行っているとも伝えられている。アムネスティは「イスラム国はイラク北部の農村地帯を血まみれの戦場に変えた」と強く批判した。
イスラム国から弾圧を受けているのはヤジド派住民だけでなく、少数民族トルクメン人など多岐にわたるという。
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