「ゆいレール」を運行する沖縄都市モノレール(那覇市、仲吉良次社長)は10月20日、QRコードを読み取る自動改札機を導入する。現在採用している磁気乗車券を廃止し、QR乗車券に変更する。乗車券にQRを活用するのは全国の鉄道系事業者で初めてという。かざすだけで通過でき改札機に切符が詰まることもないため、乗客の利便性が高まると説明している。
同日から乗車券や定期券に使えるICカード「OKICA(オキカ)」も導入する。現金をチャージ(入金)して使う仕組みで500円の預かり金が必要。回数券は廃止し、月間利用額に応じたポイントを付与する。来年4月には観光客の土産品需要を狙い、キーホルダー型も発売する。
東日本旅客鉄道(JR東日本)の「Suica(スイカ)」など他地域のIC乗車券との互換性はない。発行枚数は初年度3万4000枚、2023年度は35万6000枚を見込む。ICやQR導入に伴うシステム変更費用は27億円。
ICカード乗車券は来年4月に県内路線バス4社も共通乗車券として導入する予定。将来は離島航路の乗船券にも応用したい考えで、導入を後押しする沖縄県は「公共交通の利用者拡大につなげたい」(企画部)と期待している。
仲吉良次、沖縄都市モノレール、乗車券、東日本旅客鉄道、Suica、オキカ、ゆいレール