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転職は決してネックにならない!キャリアはかけ算で作ろう

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転職者は再び増加傾向

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どーん、といきなりグラフなんですが、これは転職者の増減を表したグラフです。

リーマンショックを越えての転職は今ゆるやかに増加傾向だそうです。

この前文科省のプレゼン資料を作っている人の講演を聞いたのですが、「数字なんて見せ方次第でどうにでもなりますからアテにしてはいけないことも多々あります」ということを仰っていました。

こういうのもそうなのかな。

肌感ではもっと転職者は多くなっているようなイメージですね。

ちなみに年間の転職者数は280万〜350万人だそうです。転職希望を含めると600〜700万人。これが多いか少ないかは感じ方の問題もあるかと思いますが、グラフの印象だと大分抑えられている感覚でしょうか。

 

転職は決してネックじゃない

転職についてネガティブな発想を持つ人がいまだに多いように思います。また0から積み上げていかないと、という気持ちになって、キャリアが持続していかないような印象を持つ人。

特に今までいた業界とは違う業界に興味を持ってしまった場合は「キャリアが無駄になる」なんてことを思っている人がいるかもしれません。

ですが、最近業界またぎの転職こそ、転職のメリットが最大限に活かせるのではないかと思っています。

私なんて、飲食ITコンサル営業から教育ですしね。

 

自分の市場価値を高めるポイントは、キャリアを”かけ算”することです。

これは、私の大好きな「ユダヤ人大富豪の教え」の著者本田健さんの受け売りですなのですが、素晴らしい発想だと感じていてとても大切にしています。

以前市場価値についての記事を書きましたが、市場価値とは、あなたがonly oneのパフォーマンスが出来て且つそれが多くの人に求められるときに、もっとも評価されます。

ただし、一つの業界で抜きん出てその状態を作るのは、相当な努力と場合によっては資質が必要です。

サッカーで自分の市場価値を高めようと思って、本田選手を何年で抜けるかなぁとか、将棋を始めようと思って羽生名人にいつ勝てるかなぁとか、かなり途方もない道のりです。

だから、かけ算するんです。これは転職経験がないと可能じゃない。

英語が堪能で翻訳が出来る人はたくさんいるでしょう。ただし、英語の翻訳が出来て、且つボクシングが好きな人、はそう多くはありません。

ボクシングに詳しくて且つ語学も堪能、これでレア度はぐんと高くなります。そして漠然と”英語が話せる人”という薄めのフィルターにしかひっかからなかったものが「スポーツに詳しくて英語が話せる人」、「ボクシングに詳しくて英語が話せる人」という具合にニーズがぐっと高まっていきます。

こういう人は一本釣りされる可能性が高いわけです。代替できないからです。

ニーズにジャストフィットしていてかつレア度が高いので、いなくなってしまっては困ります。その人がいて力を発揮してくれることで多くのありがとうが集まります。

こういう働き方が出来る人は、市場価値が高い人だといえるんじゃないでしょうか。

 

パティシエになりたいエンジニアは?

さて具体的に例を追って考えてみたいと思います。

今までエンジニアとして活躍をしていた人が「やっぱり私はパティシエになりたい」と言い出すとします。

一見すると、また0からパティシエとしてのキャリアを積み上げていくイメージですが、ここ大きなかけ算が隠れています。

確かにあなたの純粋な「パティシエ」としての実績は0から積み重なっていくかもしれませんが、10まで積み上げたエンジニアとしてのキャリアはしっかりと残っています。

お店に入るための面接の時に、「パティシエとしてケーキを作りたいですが、まだ経験が浅いんです。」という人と、「ケーキを作りたいのですがまだ経験が浅いんです。

ただお店のホームページならすぐにでも作ることが出来ますよ。」という二人の男性が来たとして、あなたが店長だったらどちらの人を採用するでしょうか。

これがキャリアのかけ算です。

そしてパティシエとしての腕があがっていけば1×10=10のかけ算が3×10=30になることもあるわけです。そうなるとパティシエレベル3しか持っていない人とは、27も違いがあるわけです。

このようにキャリアは単なる足し算ではなくて、まして毎回リセットされるものでもなく、かけ算でどんどん高まっていくものだという理解があると視界が一気に開けます。

一つの業界・一つのスキルだけであなたを完全に差別化することは非常に難しいですが、スキルのかけ合わせをすることでonly oneになることはいくらでもできるます。only oneのもので受容があるものにはたくさんの価値がつきます。

 

違う業界にいて、また0からやり直しだ・・・と思っている人がいたら、ちょっと視点を柔軟にしてもいいかもしれませんね。

というか、やりたいんだからつべこべ言わずにやっちゃうしかないよね。

 

書いたのはこの人

しらた なおや
しらた なおやTwitter:@H0N0ji
都内大学で卒業後、国内最大手IT企業で3年勤め、教育の道へ。営業マン時代は新人賞を受賞。キャリア選択の適切な知識や視点がないことが原因で人生を楽しめていない人があまりに多いことを実感し、社会に出る以前の”教育”の段階に注目。教育と民間企業が交わる場を数多く作り続ける。キャリア選択やライフスタイル、教育についての講演依頼を受けることも。
【BLOG】http://www.naoyashirata.com/
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