“大人ＡＫＢ”まりり卒業「普通のママに戻ります」

卒業公演を行った塚本まり子（中央）　　（Ｃ）ＡＫＳ

“大人ＡＫＢ”として活動してきた塚本まり子（３８）の卒業公演が１日、東京・秋葉原のＡＫＢ４８劇場で行われ、メンバーとして約４か月のアイドル活動を終えた。

　４月１７日のお披露目会見以来、握手会やコンサート、７月１６日には劇場デビューも果たした。主婦業と兼業しながらアイドル業をこなしてきた。

　グリコの「パピコ」ＣＭ曲で、自身がセンターを務めた「教えてＭｏｍｍｙ」など全２０曲を熱唱。アンコール後のあいさつでは大粒の涙を流しながら「すごくキラキラした４か月間でした。やっぱりすごく温かいファンのみなさん、純粋で真っすぐな優しさで、背中を押してくれた」と感謝。

　これまでの活動について、塚本は「いろいろなことを教えていただいた。人に優しくすることはすごく難しい。みんな優しかった。優しいのは必ず未来につながります」と語気を強めた。

　劇場に「まりり」コールが響き渡るなか、「本当に素晴らしい時間をありがとうございました」と頭を下げ、最後の最後に「ひとまず普通のママに戻ります！」とステージ上にマイクを置いた。

　１９８０年１０月５日、山口百恵（５５）がステージにマイクを置いた伝説のシーン。７７年７月１８日、キャンディーズの「普通の女の子に戻りたい！」という解散宣言を合体させた卒業宣言で締めくくった。