現場の生情報はIRよりもすごい
昨日ヤフ掲で大きな生情報がありましたね。
VC経験者様からの情報です。
VC経験者さんのコメントによると、ポイントは以下の4点です。
① すでにモニターテストが始まっている
② 海外勢の金額は8千万〜1臆(ミーリング機能なし)
③ 金属粉は45,000〜50,000/Kg
④ 海外勢はメンテナンスが不十分
⑤ OPM社の特許は金型製造法に絞っている
これらのポイントに自分の考えを加味して考察してみますね。
先日のソディック営業からの情報も、相当レアでしたけど、これついては話が具体的なので検証する価値があると思います。
さて、話からするとこの手の工作機器に関して、導入会社でテストを行うことが当たり前で、それがすで数社で行われているようです。
松浦製作所のLUMEXは年間で数台ですから、ようやく金属3DPによる金型製作元年の雰囲気ですね。
現状の台数は明らかにしでませんが、信用の置ける一流の金型メーカーでのテストだと予想してます。
この信用を持って展示会に臨むことになりそうです。
次に海外勢の製品の単価。
これについては、いろんなところで書かれているので、特にコメントはないですが、この金額には「ミーリング・射出成形機」はセットになってませんから、いかにOPM250Lが高性能低価格かがわかります。
次に驚いたのは金属粉の単価ですね。
ひとつの金型を平均13cm四方で計算するとコンフォーマルクーリングを除いても約10kg。
0.13×0.13×0.13×5(比重が不明なのでチタンとアルミの中間ぐらい)=0.010t
約10kg。
つまり、少なく見積もっても1個当たり40万以上?? @@ 計算間違ってないですよね?
金属粉の比重が解らないのでもっと安いかもしれないですけど、それが、試作品市場で複数個を顧客から受注するとなると、金属粉だけで一顧客から一個あたり40万の売上?
もう、笑いが止まらないw
あっという間に、本体の利益超えてしまいます。
しかも、その利益率は損益分岐点を超えてくると、とんでもない利益率になりますよ。
さらに、重要なのはメンテナンスの問題。
おそらく、松浦製作所の製品が売れないのもこの問題がネックにあるように思います。
今回ソディックはこのサポートの問題を「第一義的」に謳ってます。
システム・金属3DP・ミーリング・NC・射出成形
これらの一連の装置すべてがソディック製だと強調してます。
まったく、新しい世界を創り出すわけですから、顧客は「金も払うのに不安」では売れるものも売れなくなってしまう。
だから、ソディックはこの部分を強調してるんでしょうね。
OPM社の特許が金型に特化してるのも重要です。
いろんな可能性がある中で、この分野の標準化を狙ってるわけですから。
展示会までに、またどんな生情報が得られるのか、楽しみでしょうがないです。
本当にここは売れなくなっちゃいましたよ。
|
「日記」書庫の記事一覧
-
コンフォーマルクーリング(Conformal cooling channel)って?
2014/9/1(月) 午後 5:07
-
2014/8/31(日) 午後 10:53
-
2014/8/31(日) 午後 0:58
-
2014/8/30(土) 午後 4:23
-
2014/8/29(金) 午後 0:34