"暗記大会"で子どもの記憶力を呼び覚ます
photo by antonkudris
こんにちは。ジェシカです。
前回記事でお伝えした、我が家で開催した英語絵本暗記大会!
早速優勝者が決定しました!優勝者はまさかというか、やっぱりというか8歳息子になりました。
両親とも完敗です。悔しさが若干残りますが、やはり子どもの暗記力は凄まじいことを思い知らされました。
40代夫は細かい部分が抜けていたり、30代私はページを飛ばしてしまったりとミス連発。息子はというと、ページのイラストと文章を強く結びつけて覚えているようでミスなしでした。
子どもの暗記法=集中力?
今回は両親ともに息子に敗北したのですが、理由を考えてみました。
息子の暗記法は「いつでもどこでもブツブツつぶやく法」。
自転車に乗っているときも(ちょっと危険)トイレでも常にこれをやっていたそうです。
photo by juhansonin
誰が教えたわけでも、強制した訳でもないのにスゴい集中力…。
子どもにとっては「ゲーム感覚」だったからこそ引き出せた集中力だったのかもと思います。
以前このブログでも、暗記にはインプットだけではなくアウトプットが大事と言われていますが、
インプットばっかりしていない?身近な英語のフレーズを話して、アウトプットの機会を作ってみよう。 - 親子で英語を学ぼう!
今回の息子のアウトプット量は凄かったわけですね。
言語の効率的な習得方法を改めて息子に教わった気がしました。
親も英語学習に乗り出すべし
楽しく悔しい暗記大会。
折角なので第2回も開催しようか絵本を吟味中ですが、今回の暗記大会を子どもが楽しんでくれた明確な理由があります。
それは、「親も子どもと一緒になって1つのことを成し遂げようとしたから」なんです。
先日私の姉と話をする機会がありました。
姉は英語が全く話せません。しかし、子供をバイリンガルにしたい!という思いは強いようで英会話スクールに通わせ始めたようです。
5歳の女の子なのですが、今のところ楽しく週1回通っている様子。
よく話を聞くと家でも「これ英語でなんて言うの?」という質問が最近多くなってきたとのこと。
姉は電話口で「私が英語出来れば家でも英語で会話できるのにねー。」と嘆いていました。
全くその通りなんです。
英語が出来ないことを否定はするつもりは一切ありませんが、子供の英語教育を本気で考えているのなら、親も英語学習に取り組むべきと私は感じます。
理由は大きく2つあります。
理由1:日常生活での数秒の積み重ねが生きてくる
1つ目は、親が英語を勉強することが、子どもが英語に触れる機会のブースターになり得るからです。
英語の時間を集中的に取った場合の時間数を考えてみましょう。
プラン | 英語に触れる時間 |
---|---|
プラン1(月) | 週1時間×4週=4時間/月 |
プラン1(年) | 月4時間×12ヶ月=48時間/年 |
プラン2(月) | 週2時間×4週=8時間/月 |
プラン2(年) | 月8時間×12ヶ月=96時間/年 |
親が子と接する時間は何時間でしょう。
ただDVDを見せるだけでなく、普段の生活の中で英語で語りかけたり、英語で遊んだりする時間が持てれば比べ物にならない時間が作り出せると思うのです。
もちろん、いきなり英語の語彙を増やすは至難の業。
でも、日常のちょっとしたものを英語にしてみましょう。例えば、
- 英語絵本を子どもと一緒に楽しんでみる。
- お料理をしながら野菜の名前を英語で言ってみる。
- 「おなかすいたね?何食べる?」などの子どもに語りかけられるフレーズを徐々に増やしていく。
などなど…。
アイディア次第で、英語に触れさせれる時間はいくらでも作れるのです。
子供はあっという間に成長します。
親の思うようにいる時期なんて本当にあっという間です。
そんな宝のような時間をもっと有意義に楽しく使ってみませんか?
同じように続く日々が違って見えてくると思います。
理由2:子どもはいつでも親の真似をする
両親も英語に取り組むべきと思う理由の2つ目は、「両親も英語を楽しんでいるんだ、楽しそう!」と子供が単純に思ってくれることです。
つまり英語嫌いにさせないためにも親が英語を使うことを楽しんでいる姿が重要。日本人は今でも根強く「人前で英語を話すことは恥ずかしい」と感じる人が多いのが実情です。
英語が話せる人でも実際ビジネスの場で自分より英語能力が高い人がいたら極端におとなしくなってしまったり、間違えたら恥ずかしいなどと気にしてつい口が重たくなってしまう人が非常に多いのです。
海外に住んでみると実感しますが、他の国の人々は間違いなんかまったく気にせずバンバン英語を話しています。
それは自分の意見を伝えるためのツールと捉えているからです。
実体験からお話ししますと、実際ビジネスの場では、英語がただ流暢で意見を述べられない人より、英語は発音も悪く文法もイマイチだけど、物おじせず意見をガンガン言える人材の方が、天と地の差ほど尊敬されるのです。
ですから、英語教育を真剣に考えるなら
- 両親も英語を学び、使う。
- 人前でも恥ずかしがらず使ってみる。
この心構えが大切だと私は思います。
子どもに英語で話しかけてみましょう
先ほど親も英語学習に乗り出すべしの項でお話しした「子どもに語りかけられるフレーズ」を増やすのにピッタリなフレーズ本をご紹介します。
この本は我が家でも活躍しています。ほめたり叱ったり、本当に日常生活の些細な一言が満載です。
べレ出版 「子どもと一緒に(ネイティヴ・・リズムで)英会話」 椎名玲子 著
先日家族でキャンプの準備のため、食材を買いにスーパーへ入りました。
そこの野菜コーナーに外国人夫婦がいた様で、息子が「お母さん、あの2人今晩pasta作るらしくて、onionとかtomatoとか話しているの聞こえたよ。」と嬉しそうに話してくれました。
そんなとき、この本があれば教科書では学べないような何気ない日常会話を身につけて、息子も外国人夫婦に話しかけられる勇気が持てたかもしれません。
「そうそう、こんな時なんて言うか知りたかったの!」というようなフレーズがたっぷり詰まっていますので、是非皆さんも参考にしてくださいね。
子どもと一緒にネイティヴ・リズムで英会話 (CD book)
- 作者: 椎名玲子
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2002/11
- メディア: 単行本
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子どもと一緒に英語遊びでネイティヴ・リズム英会話 (CD book)
- 作者: 椎名玲子
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2003/09
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日本にいながら、英語環境を自然に作ろう
日常生活の中で日本語や日本文化を大切にしながら、英語を取り入れられる方法を親も楽しく身につけましょう。そうすれば、毎日の英語に触れる時間を今まで以上に多く取ることができますよ。
暗記大会と共にお試しあれ!