日本半導体・敗戦から復興へ

100ドルスマホで急成長、
台湾メディアテックの「逆行」戦略とは分かっていてもできなかった日本DRAM産業

2014.09.02(火)  湯之上 隆

トップ10入り間近のメディアテック

100ドルスマホ用プロセッサで躍進を続ける台湾のファブレス、メディアテック(MediaTek)が、2014年上期の世界半導体売上高ランキングで12位に入った(図1)。また、2013年上期から2014年上期にかけては、トップ20の半導体メーカーの中で、断トツの38%の成長率となっている。

図1 2013年上期~2014年上期の半導体売上高トップ20と同期間の成長率
出所: IC Inshights のデータをもとに筆者作成

 メディアテックのすぐ上にランクされている8位・東芝(-9.1%)、9位・Broadcom(0.4%)、10位・ルネサス(0.8%)、11位・STMicroelectronics(ST、-9.2%)の成長率が低いことから、1年後にはこれらをごぼう抜きにして、メディアテックがトップ10入りする可能性が高い。

 さらに、2013年の半導体売上高と営業利益率の関係を見てみると、メディアテックは18%の営業利益率をあげており、もう少しで20%以上の高収益半導体メーカーの仲間入りをしそうな勢いである(図2)。

図2 2013年の半導体売上高と営業利益率の関係
出所: 各社のIRデータを基にして筆者作成
 ここで、世界半導体ビッグ3の中では、台湾TSMCが…
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