土居貴輝 小寺陽一郎
2014年9月2日07時07分
8月は全国で天候不順が続き、西日本の太平洋側では日照時間が平年の54%にとどまる一方、降水量が平年の3倍だったことが、気象庁のまとめで分かった。相次いだ台風や、列島付近に停滞した前線の影響という。野菜は大きく値上がりし、形がくずれた規格外商品が人気を集めている。
気象庁は1日、8月の全国の天候について公表した。西日本の太平洋側では、日照時間の短さと降水量の多さの平年比が、いずれも統計のある1946年以来の記録を更新した。
日照時間は、西日本太平洋側の高知市で80時間(平年比39%)、広島市84・8時間(同40%)、高松市95・1時間(同42%)と平年を大きく下回った。鳥取県境港市の72・4時間(同34%)など、全国計29地点で記録を更新した。
降水量では、高知県香美市で2398ミリと平年の6倍以上を観測。高知市が1561ミリと5・5倍、徳島市が1065ミリと6・2倍を記録するなど、計17地点で月の降水量記録を更新した。四国地方の太平洋側では8月1日から5日間で総降水量が千ミリを超えたところもあった。
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