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サイ・ゴダード(3月18日)
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【大リーグ】田中将、右腕に張りで復帰プラン白紙へ メジャー再登板は早くても9月下旬2014年8月31日 紙面から 【トロント穐村賢】マーの9月中旬復帰プラン白紙へ!? 右肘靱帯(じんたい)の部分断裂で故障者リスト(DL)入りしているヤンキースの田中将大投手(25)が右腕全体の筋肉の張りを訴え、約1週間は本格的な投球練習を控え、筋力強化中心のメニューで調整することになった。ヤ軍が29日(日本時間30日)に発表した。田中将はこの日のブルージェイズ戦中にチームから離れ、一足先に地元ニューヨークに戻った。前日(28日)に負傷後2度目となる実戦形式での投球練習を行うなど、最短で9月中旬の戦列復帰が見込まれていたが、当初の復帰計画は白紙に戻り、メジャー再登板は早くても9月下旬、20日以降にずれ込むことになった。 右肘の順調な回復、リハビリから、9月中旬にも戦列復帰と思われていた田中将のカムバック計画が白紙に戻った。計49球を投げた実戦形式の打撃練習から一夜明けたこの日、右腕に張りを感じたという田中将は急きょ、首脳陣と今後について相談。大事を取って投球練習を休止、チームを離れてニューヨークへと戻ることを決断した。 「投げ始めとか、(調整の)段階が上がった中ではいつも張りが出てくる。自分の中ではそんなに大きな問題と捉えていないんですけど、『ちょっと時間が欲しい』というふうに言わせていただきました」 ポストシーズン進出争いが激化する中、早期復帰を望む声は日に日に高まるが、そんな周囲の喧騒(けんそう)に惑わされ、見切り発車で痛みが再発しては元も子もない。田中将は自分、ひいてはチームにとって今どうすることが最良かを冷静に判断した。 右肘靱帯に痛みを感じ、DL入りしたのが先月9日。手術こそ回避できたが、患部への注射が必要なPRP療法は3週間の安静が必須。このブランクの影響は思いのほか大きく、負傷前の状態に戻すには相応の時間が必要だった。実際、28日の練習では制球がばらつき、右肩周辺の筋肉の衰えを痛感した。思い通りの球を投げることができず、「投げていて、自分で物足りないなというか、もう少し強化が必要と感じたので、もう少し時間をもらって(体を)整えたい」。今後1週間は投球練習は行わず、投げてもキャッチボールまで。右肩周辺の筋力強化に専念するという。 調整が“停滞”したことで今季中の復帰がかなうのかどうかも微妙になってきたが、田中将は「せっかくここまで順調に来ましたし、もちろんシーズンをやっている限り、そこ(復帰)は頭の中に入れて進めていきます」と断言。ジラルディ監督も精密検査の予定はないとした上で、「(右肘など)特定の箇所を痛めているということではない。調整は逆戻りしたが、それだけで済むことを願っている」。9月下旬に1試合でも2試合でも登板できることを期待した。 PR情報
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