寺脇毅
2014年9月2日07時58分
日本海沿いを走る特急電車が来春、相次いで姿を消す。ファンからは惜しむ声が聞こえる。北陸路でその「雄姿」を追った。
大阪―札幌の約1500キロを約22時間かけて結ぶ寝台特急「トワイライトエクスプレス」。国内で最も長い距離を走り、車窓から日本海に沈む夕日を眺めることができる。濃緑の重厚な車体、高級ホテル並みの寝台個室や食事、サービスが特長だ。1989年に運行を開始後、鉄道ファンらに愛されてきた。しかし、車両の老朽化のため、JR西日本は今年5月、2015年春をもって運行を終えると発表した。
福井―越後湯沢(新潟)、一部は金沢から分岐して和倉温泉まで走る「はくたか」。東京方面に向かう特急として北陸ではなじみが深い。1965年に運転を始めた金沢―上野(東京)を結ぶ特急がルーツだ。北越急行ほくほく線(新潟)内では最高時速160キロで走る。在来線特急ではトップクラスの速さ。「はくたか」の名は来春、開通する北陸新幹線に受け継がれる。
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