先日、東洋大で村田と同期だった元日本ライト級王者近藤明広(一力)と会食した。近藤も高校時代はインターハイでライト級準優勝と活躍したが、村田について「なにしろ走らせたら速かった。陸上選手かと思った」と格の違うスピードに驚いたという。
以前、そのスピードを帝拳の千葉・成田キャンプで見た。現役世界王者や王座復帰を目指す元王者らも参加していたが、村田は走り込みで彼らを周回遅れで引き離し、なお余裕があった。ゴロフキンとの合宿で「走りでは負けなかった」という自信の言葉もうなずける。これはすごいことだ。
技術は努力で身につくが、スタミナとリンクするスピードは天性のものが大きい。村田には世界取りへの予感が漂う。
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