ワーク・ライフ・バランスを...

ワーク・ライフ・バランスを考えて沖縄に移住し、私の生活は何が変わったのか!

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ブラック企業と一緒にほぼ世の中で認知された言葉になった感があるのが、「ワーク・ライフ・バランス」です。

ワーク・ライフ・バランスは、日本では仕事と生活の調和と訳され、

国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会(内閣府HPより)

国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会(内閣府HPより)

と定義されています。

日本の場合は、24時間働けますかなどというCMもありましたし(若い方は知らないかな?)、日本人=仕事中毒というイメージはありますよね。

今日は、ワーク・ライフ・バランスをテーマに記事を書いてみます。

東京での仕事と生活

まずは私が勤め人として東京で働いていたときの一日を振り返ってみます。

6時半起床、通勤に1時間半程度かかるため、7時半自宅を出発、9時に職場に到着。

そこから仕事開始。鳴り続ける電話への対応、一日平均100通を超えるメール対応で18:00までの通常時間は終了。

取りかかる仕事は必ず途中で中断させられるので、集中したり、思考を整理したりする必要のある案件は日中は不可能。

夕食を食堂で食べ、18:30頃、ここからが仕事の本番。少し時間をかける必要のある仕事に取り組む。ここでも上司などに呼ばれると途中中断。毎日ではないが、夜になっても仕事がはかどらないことも多々ある。

22時〜23時頃、上司も帰り始め、ようやく自分の仕事に取りかかれる。目標は終電の24時。それで帰れれば、家に帰り着くのは25時半。

次の日の仕事や体調を考えると、3時間睡眠と4時間睡眠ではかなり違うので頑張ろう。

とまあ、こんな感じの生活を送っていました。おかげで満員になる通勤電車の中でいかに座る方法を見つけるか、いかに座った瞬間、寝ることができるか、この駅から乗る場合、どの車両が良いかなど、どうでも良い情報ですが、ノウハウが身に付いて行きましたw

この頃からワークライフバランスって言葉はありましたが、「へ〜、なにそれ、流行するといいね」くらいの感想しか持っていませんでした。

ワーク・ライフ・バランスを考え出したきっかけ

2009年に大きな病気をしました。幸い発見が早く一命を取り留めましたが、後に日本に帰国してから別の医師に言われましたが、発見が少しでも遅かったら危なかったよと言われ、ぞっとしました。

といってもずっと高熱が続き、隔離・入院という生活でしたので、一命は取り留めましたが、辛い生活ではありました。

このときになって、ようやくワーク・ライフ・バランスというのを考え始めました。そして、その数年後、13年勤めた国家公務員を辞め、家族での生活が充実するイメージがとても湧く沖縄に移住することになります。

沖縄にたどり着いた後の仕事と生活

パターンは色々ありますが、大体こんな感じです。

6時半起床、少しぼーっとして、ブログ記事の作成やメール返信。8時から朝食・家族団らん。

9時から仕事開始、18時終了。問い合わせなどは電話で受けないスタンスなので邪魔されることなく、自分の仕事に集中できるのは快適。打ち合わせなどで外出するときは、何度も往復せずにすむように、なるべく固まりにして受ける。

18時から家族で夕食。夕食終了後1時間程度は子供と遊ぶ時間。

20時仕事再開、インプットのための読書が中心で、仕事につかえそうな情報はストック。この時間当たりになると、仕事仲間との情報交換が活発になり、メール、チャットワーク受信の音が絶えず鳴り続けている状況。

23時終了。ほとんどの場合は、23時終了できず24時、25時となる。

と、こんな状況ですが、いかがでしょうか?

ワーク・ライフ・バランスの本当の意味

実は働いている時間だけを見ると東京と別に変わりません。通勤時間がなくなったくらいです。

でも、毎日の満足度が全く違います。

ワーク・ライフ・バランスというと、残業を辞めようとか、休みを多く取ろうなどという話になりがちですが、自分の仕事と生活への満足度という捉え方の問題と思っています。

主体的に仕事に取り組み満足していれば、ワーク・ライフ・バランスというのは既に達成されたようなもので、あえてワーク・ライフ・バランスに取り組もうと意気込む必要はないと思いませんか?

書いたのはこの人

安部 敏志
安部 敏志Twitter:@AbeSatoshi0831
仕事も人生も楽しくをモットーに、現在は沖縄に移住し、ブログを通じて、経営者、人事担当の方々のお役に立てる人事・労務管理に関する情報を発信しています。