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【プロ野球】

虎3位転落 隼太、痛恨の落球

2014年8月31日 紙面から

阪神−ヤクルト 6回表無死、伊藤隼太は川端の打球を捕り損ね二塁打となる=甲子園球場で(保田叔久撮影)

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◇ヤクルト4−1阪神

 ヤクルトが逆転勝ち。1点を追う4回にユウイチの2点適時打。6回は暴投、8回には中村の犠飛で加点した。石山が7イニング1失点で3勝目。バーネットは10セーブ目。阪神は攻守に精彩を欠き3位転落。金田は5イニング2失点でプロ初黒星。

 ひとつの守備がチームの戦意をなえさせた。6回、阪神の伊藤隼が犯したミスが結果として痛恨のワンプレーとなってしまった。

 1点をリードされて迎えた守り。先頭・川端の当たりは右翼手・伊藤隼の頭上、フェンス際だったが捕球体勢をとった。ところが、これをグラブに当てながら落球。記録は二塁打でも、精神的なダメージが大きく残った。1死三塁となったところで、筒井の暴投で3点目を奪われた。その裏の攻撃からチームは覇気を失い、わずかに代打・福留の1安打に終わった。

 「6回だよな。これからというところであの守備がね。普通のライトフライだから、あれを取ってやらないとピッチャーがかわいそうだ。特に外野がやってしまうと抑えるのは簡単じゃないし点にからむから」。甲子園ということもあり、和田監督の言葉も厳しくなる。伊藤隼は唯一の先制打を放ち、同じ6回には2死満塁で投手、石山をライトゴロに仕留める珍しいプレーも披露したが、そのすべてがかすんでしまった。本人も「チームに迷惑をかけたし、ピッチャーにも本当に申し訳ない」と悔やんだが、これまでの守備でも目立つミスが多く、この日は特にやり玉に挙がった。

 本拠地で守備のほころびから敗れ、7月12日以来の3位に転落した。和田監督は「我慢の8月を最後締めたい」。ムードを変えるためにも31日の1戦に全力を傾ける。 (中山隆志)

 

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