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【プロ野球】

ライアン小川 因縁虎狩り

2014年9月1日 紙面から

阪神−ヤクルト 8イニング1失点の力投で7勝目を挙げたヤクルト・小川=甲子園球場で(棚橋慶太撮影)

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◇ヤクルト4−2阪神

 ヤクルトは小川が力のある速球を軸に8イニングを6安打1失点で7勝目。飯原の中前打で2点を先取した打線は4、6回に押し出し四球で加点した。阪神は岩貞が5四球と不安定。ゴメスの22号ソロなどで反撃したが、劣勢を覆せなかった。

     ◇

 ヤクルトが8月最後の試合で阪神に連勝してカード勝ち越し。先発の小川は8イニング6安打1失点の好投で7勝目を挙げた。

 小川にとって因縁の甲子園での阪神戦だった。4月18日の登板で鳥谷の打球を受けて右手を骨折し、約3カ月の離脱に追い込まれた。それ以来の対戦で、鳥谷を4打数無安打2三振と完璧に抑えた。

 リベンジ劇にも「やり返すというより、感謝の気持ちで投げた。ケガのおかげでいろんな経験ができたので」と冷静だったライアン。骨折をきっかけに、体の開きを抑えるフォームに取り組むなど、自分を見つめ直した。

 復帰後は好投と乱調を繰り返したが、8イニングを無失点に抑えた前回登板から2戦連続の好投と、安定感を取り戻しつつある。「下半身で粘れたことがよかった。制球も少しずつよくなっているので続けたい」と手応えを口にした。

 チームは5位・中日に2ゲーム差。「投げる試合は全部勝つつもりで行きたい」と言う。巻き返しへエースはまだまだあきらめない。 (洪経人)

 

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