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【プロ野球】

巨人 尻に火1差 また逆転後の再逆転負け

2014年9月1日 紙面から

DeNA−巨人 7回裏1死一塁、桑原に頭部に死球を与え、危険球退場となる江柄子=横浜スタジアムで(吉澤敬太撮影)

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◇DeNA5−3巨人

 DeNAは2−3の7回1死一、二塁で代打・後藤の三塁ベースに打球が当たる二塁打で追い付き、続く代打松本の中前打で2点を勝ち越した。井納は7月25日以来の白星で、リーグトップに並ぶ11勝目。巨人は4カードぶりの負け越し。

     ◇

 まさに「魔の7回」だった。前の回を3人で抑えた江柄子が1死から投ゴロをはじき、内野安打にしてしまう。さらに桑原に頭部死球を与えて危険球退場。ここから一気に、巨人が負の流れにのみ込まれた。

 急きょ登板した香月は代打・後藤を三塁線へのゴロに打ち取ったはずだった。しかし、打球は三塁ベースの縁に当たり、ファウルグラウンドを転々。村田が「当たるとは思ったけど、こう(真横に)はねたら取れないよ」と嘆く適時二塁打で同点とされた。

 さらに1死二、三塁。4番手でマウンドに上がった青木が代打・松本を内野ゴロに仕留めたが、今度は打球が高くはねて遊撃・坂本の頭を越える。打ち取ったはずの当たりがことごとくヒットになる不運な展開に、原監督も「ツイてはいなかったね」と渋い表情を浮かべるほかなかった。

 ローテーションの谷間で5年ぶり先発の久保が5イニング2失点でしのいだ。打線は2点を追う5回にロペスの21号2ランで追いつき、6回に阿部の中前適時打で勝ち越し。理想的な展開で一度は逆転したのだが…。

 2試合連続の逆転負けで、2位広島に1ゲーム差に迫られた。2日からは、その広島との直接対決3連戦。村田は「頑張ります。それしかないでしょ、逃げられないし」と腹をくくった。

 月が替われば、ツキも変わるはず。川相ヘッドコーチは「運も味方にしなきゃいけない」と気持ちを切り替えた。いよいよ勝負の9月が始まる。 (小林孝一郎)

 

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