中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 芸能・社会 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【芸能・社会】

小百合 完璧すぎるスピーチ “写フランス語”で猛特訓

2014年9月1日 紙面から

映画祭の横断幕や各国の国旗が翻る建物を背景に笑顔を見せる吉永小百合(右)と阿部寛=カナダ・モントリオールで

写真

 【モントリオール近藤正規】「第38回モントリオール世界映画祭」に参加している女優吉永小百合(69)と俳優阿部寛(50)が30日(日本時間31日)、同市内で本紙などの取材に応じた。吉永は前日の公式上映で披露した仏語スピーチについて「“写フランス語”をした」と、猛特訓をユーモアを交えて明かした。

 吉永には国際映画祭でのスピーチで苦い思い出が。出演作「夢の女」で1993年にベルリン国際映画祭で舞台あいさつした際、独語のフレーズを忘れ、約30秒沈黙してしまった。2008年と10年にも同映画祭であいさつしたが「カンペを見ながら話した」ため、今回は完全暗記のスピーチを強く願っていたという。

 7月末から翻訳者に相談し、スピーチの内容を詰めた。文章を長く覚えるのは難しく、「写経みたいに字を書きなさい」と助言をもらって“写フランス語”を実践。さらに「歩きながら、お経のように口に出して練習した」。30日夜の関係者とマスコミ向けパーティーでも仏語であいさつし、出席者を驚かせた。

 公式上映で英語のスピーチを披露した際、途中でカンペを見てしまった阿部は「僕も“写英語”しておけばよかった」と悔しがっていた。

 吉永は今作でプロデュースに初挑戦。次は監督業?−と問われると「監督は絵心がないとダメ」と否定した。映画祭は、日本時間2日に各賞を発表して閉幕する。吉永は今作の受賞について「結果はどういう形でも仕方がない」と静かに朗報を待っている。

◆映画「ふしぎな岬の物語」 写真付き英・仏語で紹介

 映画祭の会場近辺には至る所に宣伝の横断幕やポスターなどが掲げられている。また市内のホテルなどにもパンフレットが置かれ、街全体で盛り上げを図っている。

 公式ガイドブックには「ふしぎな岬の物語」が写真付きで大きく取り上げられ、英語と仏語で紹介。英語のタイトルは「CAPE NOSTALGIA」と表記されている。

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ