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ガザ停戦1週間 復興の見通し立たず
9月2日 6時54分

ガザ停戦1週間 復興の見通し立たず
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パレスチナ暫定自治区のガザ地区で、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスが、長期的な停戦に入ってから2日で1週間になりますが、破壊された2万棟を超える住宅の再建に必要な建設資材などが十分に運び込まれず、復興の見通しは立っていません。

ガザ地区では、イスラエルとハマスが、期限を決めない長期的な停戦期間に入って1週間となり、市民が繁華街を自由に出歩き買い物をするなど、戦闘が起きる前の落ち着きを取り戻しています。
しかし、街の至る所で、イスラエル軍の空爆などで破壊された住宅が、がれきの状態となったままで、再建どころか、がれきの撤去すら進んでいない状況です。
停戦の合意には、破壊された建物の再建に向けて、経済封鎖を緩和してセメントや鋼材など建設資材を円滑に運び入れることが盛り込まれていますが、南部の検問所でNHKが取材したところ、ガザ側に運び込まれているのは大半が食料品や生活用品などで、建設資材はほとんど含まれていないもようです。
ガザの当局によりますと、空爆などで破壊された住宅は2万棟を超え、復興の見通しは立っていません。
また、今もおよそ5万8000人が学校などでの避難生活を余儀なくされているということで、市民の間には、戦闘再開への不安が根強く、避難生活を強いられている男性の1人は「停戦がいつまで続くか分からず、先行きが不安です」と話していました。

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